岡本太郎著書に「自分の中に毒を持て」(青春出版社)があります。
『人生にとって成功とはいったい何だろう。
結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか。
夢がたとえ成就しなかったとしても、精一杯挑戦した。
それで爽やかだ。
結果がうまくいこうがいくまいがかまわない。
むしろ、まずくいったほうが面白いんだと考えて、自分の運命を賭けていけば、命がパッとひらくじゃないか。
何かを貫こうとしたら、体当たりする気持ちで、ぶつからなければ駄目だ。
人間本来の生き方は無目的、無条件であるべきだ。
それが誇りだ。
死ぬもよし、生きるもよし。
ただ、その瞬間にベストをつくすことだ。
現在に、強烈にひらくべきだ。
無目的にふくらみ、輝いて、最後に爆発する。
平然と人類がこの世から去るとしたら、それが僕には光栄だと思える。』
音楽を学ぶ者として、共感を抱きます。
還暦を過ぎると、身体が疲れて仕事をするのがしんどい時もありますが、人生はたった一度限りなので、悔いの残る人生は送りたくないと強く思うから、頑張っております。
40代50代は、午前中に東京で仕事をして午後からつくばでレッスンをするのが平気でしたが、今は正直しんどいです。
でも、無目的にふくらんみ、輝いて、爆発して、この世を立ち去ることができれば素晴らしい人生ではないかと思うので、頑張ります。
ピアノの指導を頑張り続けられることが、私の人生の成功と言えるかもしれないと思います。