予定納税額。結城美帆子

個人のピアノの先生は個人事業主なので、個人で税務申告して納税をしております。

実は、ピアノ先生って、お父様や旦那様の扶養家族になっていて、税務申告をしていない人もけっこういるみたいです。

自分名義の資産を持っていなければ、税務署は何も言ってきません。

私の知り合いの先生で、音楽大学で非常勤講師もしていたのですが、お父様が亡くなった34歳まで、お父様の扶養家族に入っていましたので、彼女は藤原歌劇団の伴奏ピアニストも務めていて、伴奏者としても名の知られた人だったので、毎月100万円くらいの収入があったにもかかわらず、税務申告をしていなかったのです。

お父様が亡くなった時に、税務署から呼び出しを受け、その後は独身ということもあり、税務申告をするようになったと申しておりました。

実は私も30歳までは扶養家族に入っておりました。

音楽教室に、講師を雇うようになり、雇い主は源泉をする義務が生じますので、扶養家族ではいられなくなったのです。

税務申告をして納税をすると、社会的な信用が得られるようになるみたいです。

時々ピアノの先生と税務申告の話をする時があるのですが、話を聞いていると、「税務申告をしているようなことを言っているけど、していないな」と思われる先生が多いです。

なぜ、税務申告をしていると嘘をついているのがわかるかと申しますと、まだ働いていない来年の予定納税額を税務署さんはご丁寧に計算してくださいますので、まだ仕事をしていないのに、予定納税額を納めてるのですが、税務申告をしていない人はこのことをわからないのでしょうね、「1万円とちょっとだけ今年の分を納めてきたわ」とかおっしゃいます。

私は、数字や法律はよくわからないので、顧問の税理士さんや弁護士さんをお願いしているのです。

一般的には、各業種6年に一度くらいに税務署の監査が入るといわれておりますので、お金がかかっても専門家を入れておかないと怖いです。

つくば市でピアノを教えているピアノの先生の旦那様は研究所の方が多いですから、税務申告をしていないピアノの先生が多いのではないかと思います。

旦那様の扶養家族に入っていたほうが、旦那様の福利厚生も使えますし、旦那様の納税額も抑えられます。

ただ、扶養家族に入っていると、社会的な信用が得られませんから、自分の名前で銀行から融資を受けることはできません。

ご自身が旦那様の扶養家族に入っているピアノの先生だったら、生徒に「自立して生きていける力を身につける」なんて言えません。

私は、ピアノのレッスンで自立した人間を育てたいので、一生懸命に働いて一生懸命に税務申告をして頑張っております。