中学3年生の男の子のがレッスンで泣いてしまいました。結城美帆子

怒ったり、強い口調で言ったりしたわけではないのですが、途中から涙を流しながら一生懸命に弾いておりました。私は、基本的に自宅での練習を強要することはないのですが、コンペティションに参加とかステップを受けると自分で決めたにもかかわらず、計画的に練習をしていなかったり、先週注意したところが全く直して来なかった場合は、たとえコンペティションやステップに申し込みをしていても受けさせません。お金を支払っているのは生徒の親ですから、「受けさせません」と言う権利は私にはありませんが、指導者の名前「結城美帆子」と書かせることはできません。中学3年生の男の子は、今度の日曜日にステップを受けに行くのに、全く直して来なかったばかりか、ベートーベンのソナタ悲愴の第3楽章とチェルニー40番練習曲の8番を弾くのに、夏休みだからたくさん時間はあったはずだと思うのですが、「今日は、どのくらい練習したの?」と聞いたら、レッスンに来たのは夜の7時なのですが「1時間くらい」と言いました。「昨日は」と聞きましたら「昨日も1時間くらい」と言いました。ありえない事です。彼は、夏休み中にステップを合格したいと言って、今度の日曜日に受けることを自分で決めたのです。自宅での練習は、それぞれで良いと考えておりますが、あまりにもお粗末です。それで「これでは、ステップを受けに行っても受からないから、受けに行くのをやめたら」と言ったら、顔がこわばったようです。指導者としての責任がありますので、あまりにも出来が悪い場合は、たとえ申し込みをしても、指導者としてのプライドもありますから、受けさせるわけにはまいりません。「あなただったら1日12時間練習すれば3日もあればできるようになるから頑張って弾いてきなさい」と言って帰しました。やればできる子なのですが、継続が難しい子なのです。一つのことを継続することは、とっても大変なことですが、それができたかどうかで人生が大きく変わることもあるのです。より幸せな人生を歩む為に、頑張ってくれることを願います。私は、ピアノを教えることと、生徒さんの頑張り幸せを願って祈ることしか出来ないのです。R君、今は苦しいと思いますが、あなたなら頑張れます。苦しみを乗り越えれることを祈ってます。見ていることしか出来ないお母さんもお父さんも辛いのですよ。私も辛い。だから、努力が報われるように、どの生徒にも真剣に命懸けで指導をしているつもりです。