一生懸命練習しているのに上手く弾けない理由。結城美帆子

お家で一生懸命練習しているのに上手く弾けない場合があります。そう言う場合は、必ず理由がありますので、理由をさがしましょう。車を運転していて事故を起こした時は、必ず原因があると言われました。車は「認知・判断・操作」で運転をするので、もしも事故を起こした場合は、「認知(信号を見たか、人がいなかったかなど)・判断(アクセルを踏むのか、ブレーキを踏むのかなど)・操作(正しく操作ができたか)」のいずれかにミスをしたことが原因と運転免許証の更新手続きの時に言われました。ピアノも、一生懸命練習しているのに上手く弾けない場合は必ず理由があります。ピアノは、認知(何の音、何音符、音価、何番の指で弾くのかなど楽譜を正確に読み取る)・判断(何番の指で弾くのが良いのか、ペダルはどうしたら良いかなどを考える)・操作(指を動かし、足を動かします)で弾きますから一生懸命練習しているのに上手く弾けない場合は、「認知・判断・操作」のどれかに原因があります。プラス、音楽的な感性です。初心者の多くの方の場合は、認知はできているのですが、指を広げる寄せるくぐるまたぐなどの操作ができていなくて上手く弾けないように思います。ピアノを弾くと言うことは色々なところに意識を向けなければならないので大変な作業なのです。それも瞬時に認知して判断して操作をしての繰り返しの作業ですから頭も体も100%フル回転させないと上手く弾けないのです。簡単じゃないから、簡単に弾けるようになるものじゃないから、頭も体もたくさん使うから、ピアノのレッスンの価値があるのではないでしょうか。ピアノが上手く弾けるようになるには、集中力が必要なので、ピアノのレッスンは集中力が育まれます。頭をフルに使うのでお子様の場合は脳を育て熟年の場合は認知症の予防にもなります。軽度認知症は自覚が無いと母の数名の主治医が申しておりました。脳梗塞も軽いものは自覚がないそうです。母の5回の脳梗塞は5回全て私が発見しました。5回全て早期に発見できたので治療が間にあったのです。脳梗塞は、時間が勝負と言われます。脳梗塞にならないように予防して、もしも脳梗塞を起こしてしまったら早期に発見して治療を受けられるようにしましょう。そしたら、介護保険を使うことなく生きられると思います。もっと早く母に手を差し伸べることができていればこんなにも短期間に5回の脳梗塞と脳出血を起こさなかったのではないかと後悔しております。生徒の皆様やご家族には、母のような思いをしないように予防と早期発見をしていただきたいと思います。