リズム感は環境で育つ

リズム感は環境で育つ

皆さま、おはようございます。

ピアノ教師の結城美帆子でございます。

本日もブログにご訪問頂き誠に有難うございます。

石岡のお祭りが終わりました。

今は、現地に行かなくても動画で観ることができるので便利になりました。

江戸時代から続くお祭りで、関東三大祭りの一つです。

石岡の子どもたちは、夏休み後半になると、お祭りの太鼓やお囃子の練習を始めます。

伝統的なものは、上級生が下級生に教えていくのです。

下級生は、上級生を見よう見まねで覚えていくのです。

9月になると、学校の休み時間にも、机で太鼓のリズムを叩いたり、音楽で使う笛でお祭りの笛の練習をしていました。

私が子どもの頃は、女の子が太鼓を叩いたり笛を吹くことはありませんでしたが、男女平等はお祭りにも変化をもたらしたようで、今は、女の子も太鼓を叩き笛を吹いているようで、重そうな獅子をもんでいる女性もいたので驚きました。

「リズム・音程・ハーモニー」を音楽の三要素と言いますが、石岡の子どもたちは、お祭りがあることで、リズム感を養い、音程を養い、ハーモニーを養うことができているように思います。

石岡の子どもたちにもピアノを教えていたことがありましたが、どの子もリズム感が良かったです。

手拍子やリズム打ちをやらせるとみんなお上手でした。

音楽は、本来、生活の中にあったのです。

ヨーロッパでは、教会音楽がありました。

日本には、民謡があります。

我が茨城県にも有名な民謡がたくさんあります。

「磯節」「麦打ち歌」「盆踊り歌」「やーい、山みろ筑波みろー」など、昭和45年に細谷一郎先生や山口正雄先生をはじめとし茨城県の音楽関係者が楽譜に編集されました。

その中には、石岡のお祭りの楽譜があります。

その楽譜を見ると、ほとんどが連符で5連符が多いのです。

ピアノ学習者が5連符を上手に演奏するのはとても難しいですし、教えるのも非常に大変なのですが、石岡の子どもたちは平然と出来るのです。

環境は大切です。

子どもにピアノが好きになって欲しいと望まれる場合は、お家で親御さんがピアノを楽しまれることです。

子どもは、親の楽しんでいることに興味を持ち、親と同じことをしたいと思うようです。

ラカンの精神分析で考えれば、子どもは親を理想と思い理想を乗り越えたい心理があるようで、その心理が人間としての成長に繋がるようです。

少し専門的な言葉で申し上げると「対象a」とかなるかな。

詳しくお知りになりたい方は、「エクリ」をお読みになられることをお勧めします。

簡単にはネットでも調べられます。

この世に生を受けた全ての子どもたちが尊厳を持って幸せに生きることができますように!

音楽で幸せの輪を繋ぎましょう!

お読み頂き有難うございました。