ピティナピアノコンペティション課題曲が会員向けに昨日発表されました。
「D級からは本気で学んでいる人じゃないと参加するのは難しいかなー」と言うのが、課題曲を見て最初の感想です。
E級F級は、ピアニストへの登竜門と言われている日本学生音楽コンクールとどっこいどっこいではないかと思いました。
昨年のコンペティションでE級以上で特別指導者賞を受賞された指導者の経歴を拝見すると、国際コンクールで入賞歴がありピアニストとしても活躍されている方が多いように思いました。
ピティナピアノコンペティションで全国決勝大会出場を目指す人たちは、地元の先生とコンクールに強い先生の2人にレッスンを受けている方が多いと思うので、経済的な負担も大きくなります。
私の生徒さんも全国決勝大会に出場した生徒さんは、私とコンクールに強い先生の2名の指導者から指導を受けておりましたので、経済的なご負担は相当だったと思います。
コンクールに強い先生のレッスン料だけでも月20万円はかかりましたし、✖️5ヶ月ですから100万円、それに交通費もかかりますし、3月下旬から月一回ホールレッスンがありましたので、ホール代もかかりますし、予選だけでもリハーサルでの参加を含め最低でも5か所受けるので参加費も相当かかったと思います。
これだけお金と時間をかけても思った通りの結果が出せる保証はないのです。
ピティナピアノコンペティションの予選は2か所受けられますが、2か所とも通過できないことだってあるのです。
ピアニストになれるかもしれないと言うことが見えてくるのは、10歳くらいになった時にショパンのエチュードがそれなりに弾けているかどうか?小学5年6年生でE級F級で金銀銅のいずれかを受賞できているかどうか?が目安になります。
趣味で励みとして力試しにコンペティションに挑戦される場合には、そこまで多額のお金をかける必要はないと考えておりますので、結城美帆子ピアノ教室では、スポンサーである親御さんが、コンクールに強い先生の指導を希望される場合にはご紹介申し上げますので遠慮なくお申し出ください。
ホールレッスンも、親御さんが希望させた場合には行いますので遠慮なくお申し出ください。
ただし、ホールの予約は、親御さんに行っていただきます。
これまで4曲しっかり練習が出来ている生徒さんは、ホールレッスンをしなくても、コンクールに強い先生のレッスンを受けなくても、結城美帆子のレッスンだけで予選程度は通過しております。
2曲に絞って予選通過を目指した生徒さんで予選を通過出来た生徒さんは、残念ながら今まで一人もおりませんが、4曲頑張る人と2曲の人は、そもそも意気込みが違うからだと思います。
参加することを目標にされる方と、予選通過を目標にされる方と、全国大会出場を目標にされる方とでは、選曲が異なりますので、ピティナピアノコンペティションに参加を希望される生徒さんは、具体的な目標をお知らせください。
ピティナピアノコンペティションに参加をすることで、客観的なレベルの把握ができます。