ピティナピアノコンペティションに生徒を参加させていて思う事。結城美帆子

地区予選を通過できる生徒と通過できない生徒の違いはなんなのか?

私の生徒たちは、ピアノの他にも習い事をしている方が多いので、毎日たくさん練習しているというわけではないのですが、それこそ毎日5回程度の練習にもかかわらず地区予選を通過できてしまう生徒もいるのです。

かと思えば、毎日2時間も練習しているのに通過できない生徒もおります。

地区予選通過ラインは、8.5を取れれば確実みたいですが、通過できない生徒は8.0くらいなのです。

学校のテストで言えば、85点と80点の違いです。

5点は、小さいようで大きいのです。

私は、基本的に、100点満点は望んでいないのですが、なぜなら100満点にこだわると生徒を追い詰めてしまいかねないので、また、音楽は空間の芸術ですから、点数だけで表せない部分もあると考えるからです。

むかし、体操競技も10点が満点でしたが、コマネチ選手が10点満点をたくさん出したことがあり話題になった事もありますが、現在は10点が満点ではなくなり、芸術点が加点されたり、規定の技が不足していると減点されたりするみたいで、以前のように持ち点が10点ではなくなったようです。

私が生徒に望んでいる事は、生徒自身が考え音楽を感じ、どう演奏したいのかを自身で考え、自身の気持ちで演奏して欲しいと思っております。
あくまで本人主体です。

地区予選通過を目標にして通過できなかった場合、点数だけに目を向けるのではなく、具体に何がうまくできなかったから通過できなかったのかを考えることが大切で、次へのステップへつながっていきます。

十分な反省を行わないと、また同じ結果になってしまいます。

反省し、気付くことが大切なのです。

地区予選を通過できる子とできない子の違いは、練習量だけではなく、基礎力のように思います。

まずは拍子、次にリズムです。

ソルフェージュ力です。

音楽高校や音楽大学の授業には、ソルフェージュの授業があります。

音高音大を目指している生徒さんには、ソルフェージュも時間をかけて教えてきましたが、趣味の生徒さんにもソルフェージュの指導の重要性を感じており、今年度から小学生以上の新規の生徒さんは、60分レッスンでソルフェージュとピアノのレッスンをするようにしております。

趣味でも生涯に渡り長くピアノを楽しんでいただくためには、基礎力ソルフェージュは必要と感じております。

音高音大進学だけが専門ではなく、歌手や俳優も音楽は必要ですし、大人になってコーラスなど趣味のサークルに入るにも音楽の基礎があったほうがいいです。

小学校の教諭もピアノは必要です。

色々な職種でピアノをやっておくと良いと思われる職業って結構あるように思いますので、専門も趣味も関係無く基礎をしっかり教えたいと思います。

普通にピアノが弾ける子供を育てたいです。