ピティナピアノコンペティション。結城美帆子

生徒をピティナピアノコンペティションに参加させるようになって10年くらいですが、毎日30分くらいしか練習をしていなくても地区予選を通過できる生徒もおりますし、毎日2時間も3時間も練習しているのに地区予選を通過できない生徒もおります。

ピアノは、練習時間じゃないのです。

全国大会を目指す人は、それ相応の練習をしていると思いますが、練習をすれば全国大会へ出場できるというわけでもないようです。

私が教えた生徒で地区予選を通過できた人たちは、まず通過できた全ての生徒が「勝ち気」という共通点があります。

そして、感性が豊かなのかもしれません。

私の指導方針として、ピアノオンリーの生活は望んでおりませんので、当教室の生徒たちはピアノの他にバレエやバイオリン・お絵描きなどを習っている生徒が多いので、家庭での練習時間は非常に少ないのですが、レッスンで譜読みや弾き方を教えると、1週間後のレッスンの時には、教えたわけではないのですが自然に曲想を入れて弾くのです。

与えられた曲に対して、自然に曲のイメージが湧くようなのです。

そのような生徒さんは、少ない練習時間でも地区予選を通過できるようです。

打てば響く生徒は、少ない練習時間でも地区予選を通過できるようです。

地頭力なのかな?感性なのかな?打てば響くような子は、少ない練習時間でも地区予選程度は通過できているのです。

私の指導方針として、徹底して楽譜を見て弾かせておりますので、あえて「暗譜」の指示をしなくても、自然に暗譜ができているのです。

音大を受験する時に、東敦子先生から紹介をされた東京音楽大学ピアノ科の助教授だったS・H先生に、暗譜の仕方を教えて頂いたのですが「楽譜を見ながら暗譜しなさい」と言われて、チェルニー100番練習曲を毎回のレッスンで5曲ランダムに先生が指定した曲を初見で弾いて暗譜をさせられました。

ピアノは、脳で弾くのです。

集中力が育まれたと思います。

歌を暗譜する時は、よく、書いて覚えるという人がおりますが、オペラの楽譜は何百ページもありますから、無理です。

私は、歌の情景と楽譜を頭に入れます。

なので、自分の楽譜じゃないと、同じ楽譜じゃないと、暗譜ができないのです。

ピアノ曲を暗譜する時も、楽譜を覚えますから、いつも使っている楽譜じゃないとダメなのです。

私の頭は、インデックスのようになっていた時もありました。

残念ながら、現在は、この曲は何の楽譜の何番とか出てこなくなってしまいました。

30歳くらいまでは、ピアノの曲も声楽の曲も、自分の頭の中で楽譜を探せたのですが、、、、