私がピアノを指導する目的の一つは、生きていく力を育てることです。
自分の人生をより豊かに生きていく為に必要な力は、知性(学力)と感性、そして目標に向かって努力が出来ることです。
日本のロケット開発の第一人者と言われた故・糸川英夫博士は、「天才は生まれつきのものではなく、自分で努力してつくりあげるもの」と言う言葉を残されています。
ピアノ教育はまさに「努力する人間をつくりあげる」ことができる習い事なのです。
私の生徒さんたちは、様々なコンクールに挑戦をされていますが、小学校高学年くらいになると、自分で目標を設定し練習計画を立て努力が出来るようになっております。
たとえ思うような結果を得られなかった場合でも、すぐに気持ちを切り替え、次の目標を設定し動き出すことが出来るようになっています。
子どものパワーと成長ってすごいなーと思います。
私などは、一つのことが終わると、ひと休みしないと次へ進めませんから。
ピアノ教育とは、ピアノが弾けるようになるだけではないのです。
ピアノ教育とは、人間を育てることなのです。
自分で成長できる人間に育てることが、結城美帆子のピアノ教育の最大の目的です。
障害があっても無くてもです。