ピアノ教室発表会の今昔

ピアノ教室発表会の今昔

私が子どもの頃のピアノの発表会は、リハーサルなんてものはなく本番のみでした。

最近のピアノの発表会は、リハーサルを行っている個人の教室が多くようですね。

リハーサルをやるかやらないかは発表会の目的によるかなーと思います。

私は、「一期一会」の精神を学んでいただきたいと思っているので、発表会のリハーサルは行いませんでした。

リハーサルを行うと、時間もお金もかかりますし、忙しい中でどうなのかなーとも思います。

初めて発表会に参加される生徒さんのみ、本番が始まる前に、お辞儀をする場所を教えたり、少しピアノを弾かせる程度でよろしいのではないかと思います。

私の発表会の目的は、日頃の練習の成果を発表することと、お互いの演奏を聴き合うことが目的として行っておりましたので、他者の演奏を聴くことが出来るようになる年齢からの生徒さんに参加をして頂いておりました。

現在は、コンクールやピティナピアノステップなど発表の場が沢山あるので、個人教室としての発表会は行っていませんが、復活させる予定でおります。

生徒さんご自身が自分で自分の演奏をプロデュースする「リトルピアニストピアノコンサート」を行いたいと思っています。

ピアノ教室を卒業した元生徒さんも参加できるコンサートを行うことが、今の私の夢です。

出会いを大切に、ピアノ教室をお辞めになられた後も、音楽で繋がっていられる関係を築きたいと思っています。

追伸

ピアノの自宅練習についてですが、回数はナンセンスと思います。

導入期から初級は、レッスンで弾けるようになるレベルの曲を与えるべきで、ピアノを弾けるようになったのが「嬉しい」と思い、ピアノを弾くのが「楽しい」と思えて、自宅にピアノを練習する環境が整っていれば、指導者や親が練習を促さなくても自らピアノを弾くはずです。

練習をした方がよいのは、エチュード期からで、指を速く動かせるようにするため、速く弾けるようになるため、指のコントロールがうまく出来るようにするためです。

指のコントロールは、感覚的なものなので、何度も練習することで身に付けていくことができます。

ピアノで認知症を予防したいとお考えの方は、脳を使うことが重要なので、毎日最低でも30分は弾くようにしましょう。