ピアノを習って得られる事とは。結城美帆子

ピアノは、安い習い事ではありませんが、価値ある習い事だと思います。ピアノは、小さい頃から10年以上毎日コツコツ練習しなければそれ相応に弾けるようになりませんので、努力した人しか得る事ができない賜物なのです。3歳4歳でピアノのレッスンを受け始めれば、努力次第で誰でもピアニストになれる可能性があるのです。好きこそ物の上手なれという言葉がありますが、3歳4歳でも、本当にピアノを弾くのが好きな子は、ピアノを弾くのが遊びですから、「やめなさい」と言うまで弾いている子もいるのです。子供が好きなオモチャに夢中になって遊んでいるのと同じなのです。子供にとってピアノは、色々な音が出るのが楽しいのではないでしょうか。私も小さい時に買ってもらったオモチャのピアノは歌いながら弾けるのが楽しかったように思います。「うちの子は負けず嫌いですから」とおっしゃる親御さんがおりますが、やるべき事をやってから「うちの子は負けず嫌いですから」と言った方が良いと思います。負けず嫌いな子供は、小学一年生から5時間6時間毎日ピアノの練習をしてます。それだけ練習してもコンクールで1位になれるのは一人なのです。自分は一生懸命努力をしてますが、もっと努力をしている人もいると言う事を忘れてはならないのです。これで良いと思ったところが、あなたの上限です。ピアノのレッスンは、人生を生き抜くための英知と精神力が育まれると思います。私自身、母をすべて私の全責任において介護をし看取りました。この間、一度たりとも人前で涙を流した事はございません。母からの教えでもありますが、母も人前で涙を流した事はありませんでした。女の涙は武器にもなるが弱みにもなるからと言われました。まだ、相続の問題が残っておりますが、何があっても、感情的にならず冷静に判断し決断できているのは、ピアノのレッスンから得た事です。もちろん、悲しもありますが、社会人としてやらなければならない事は、やらなければなりません。主婦だから何もわからない、何て言っていられないのです。主婦であろうが、女であろうが、やらなければならない事は、やらなければならないのです。たとえ、すべてを敵に回しても、守るべきものを守るために、女であっても戦わなければならない時もあるのです。私が教えを受けた先生方は、皆女性であっても、音楽を生業をし生きぬかれました。私も母の教えと先生方の教えを胸に秘め、生き抜きたいと思います。最近は、男でも、政治家でも、人前で泣く人がおりますが、私は嫌ですね。皇室の人も人前では涙を見せませんでしょう。感情のコントロールが出来ない人とは、同じ土俵で仕事はできませんね。