ピアノを教えるのに障害の有無は関係ありません。結城美帆子

当教室には、一般的な生徒さんの他に何らかの障害がある生徒さんもおります。

私は、障害があるからと言って、特別に優しくしたり甘やかすような指導は致しません。

視覚障害の生徒が楽譜を忘れたらレッスンは致しません。

ADHDの生徒が不注意で楽譜を忘れたら場合でも、私の楽譜をお貸しすることはできませんので、レッスンは致しません。

楽譜は、とても大切なものなので、生徒が楽譜を忘れたからと言ってお貸しできるようなものではありません。

障害があっても、ピアノが上手く弾けるようになるためにやるべきことは一般的な生徒さんと何ら変わりはありません。

一般的な生徒さんと障害がある生徒さんへの違いがあるとすれば、障害がある生徒さんは、生徒さんの理解力を把握し理解力を高めながらレッスンを進めて行く必要があることです。

私が、挨拶を大事にしている理由は、「礼に始まり、礼に終わる」と言われるように、レッスンの始まりと終わりのけじめを感じていただく為です。

人間には、緊張と緩和が必要です。

レッスン中は、集中して頂きたいので、ある程度の緊張感は必要ではないかと思ってますので、緩和をさせる為に、「ありがとうございました」と、挨拶をして頂いております。

生徒さんが「お願いします」とレッスンにお入りになられる時、わたくしの気持ちは「頑張ろう」と気合が入るのですが、きちんとした心がこもっていない挨拶をされると、わたくしも人間ですから「頑張ろう」と言う気合が入りにくいのです。

時々、「よろしくお願いします」と挨拶をされる生徒さんがいるのですが、「よろしく」をつけられてしまいますと、ニュアンスが少々違って、いまいち気合が入りにくいので、「お願いします」と言って頂けると有難く存じます。

「よろしく」をつけられてしまいますと、精神的に心に負担を感じるのです。

言葉って難しいですね。

実は、「よろしく」とつけないようにとは、わたくし自身が礼儀作法の先生から注意を受けたことなのです。

生徒さんご本人や、生徒さんの親御さんから、レッスンが終わってレッスン室を出て行かれる時に「お疲れ様でした」と、挨拶をされる方もおり、びっくりさせられることもございます。