ピアノを弾くときに大切なこと。結城美帆子

技術(テクニック)も勿論大切ですが、心も大切です。なぜ自分は、ピアノを弾きたいのか?なぜ自分は、この曲を弾くのか?この曲を弾くことによって何を表現したいのか?自分がピアノを弾けることに、今弾いている曲を弾かせて頂けることに感謝の気持ちがありますか?今弾いている曲を作曲してくれた人がいたから弾くことができるのです。弾かせて頂いているのです。与えられた曲をただ弾いているだけになっていませんか?「弾いてやっている」ではなく、「弾かせて頂いている」と、感謝の気持ちを込めて弾いておりますか?お子様の場合は、ピアノを購入してくれた人がいなければ、ピアノを弾けませんので、ピアノを購入してくれた人やレッスン料を支払ってくれる人、そして教えてくれる人に、感謝をして弾いておりますか?私は、ピアノを教え始めて40年近くになりますが、ピアノが弾けるように教えるのは当然のことですが、ピアノのレッスンを通して、思いやりのある優しい人を育てたいのです。感謝のできる人を育てたいのです。素敵な音で素敵な優しいピアノを弾ける人を育てたいのです。「弾いてやっているでしょ」とか、「楽譜の通りに弾きましたけど何か文句がありますか」のような無意識の態度で弾いて欲しくないのです。私は、ピアノが大好きです。私は、ピアノを心から愛しております。どうぞ、ピアノに「ありがとう」と、心の中で言って弾いてください。よろしく、お願い致します。