ピアノは練習をすれば上手く弾けるようになるものではありません。結城美帆子

もちろん、毎日の練習も必要ですが、理論に基づいた正しい弾き方をしなければ、上手く弾けるようにはなりません。

しかし、音楽理論は教科書がありますが、弾き方の理論が書かれた教科書はありませんし、音楽大学でもピアノの弾き方の理論の授業はありません。

なぜなら、ピアノの弾き方の授業は、個人レッスンですから、それぞれなのです。

精神分析にも理論があります。

昨日、ご夫婦でレッスンにお越しになられている熟年の生徒さんが、奥様は子供の頃レッスンを受けていた方で、旦那様は初心者なのですが、私は大人の生徒さんにも子供の生徒さんにも理論的に教えているのですが、レッスンの経験がある奥様が「そんな風に考えたことありませんでした。ピアノって理論的なんですね。」と、おっしゃいました。

規則があり、理論があるのです。

ピアノは、両手で弾きますから、楽譜は縦に見たり横に見たりします。

ピアノは、脳をたくさん使って弾くのです。

ピアノを弾いて一番疲れるのは、手ではなく、脳なのです。

脳が疲れてくると、ミスが出てきます。

レッスンでも、反復練習をしますが、ミスが出てきたら背伸びをさせたりして少し休憩をしてレッスンを再開するようにしております。

ピアノは、正しく脳の神経回路を作ることが大切なのです。

間違った神経回路を作ってしまうと、直すのが大変なので、当教室では、初心者は間違った神経回路を作らないようにするために家で練習をさせないのです。

自分で正しく神経回路を作れるようになったら、新しい曲を家で自分で譜読みから練習しても大丈夫です。

反復練習をする理由は、神経の伝達をスムーズに早くするためです。