ピアノは簡単に弾ける楽器ではありません。結城美帆子

世の中では「ピアノは簡単に弾ける」といったレッスンが流行っているようですが、鍵盤を叩けば誰でも音を出すことはできますが、簡単に弾けるようになる楽器ではありません。

むしろ「ピアノは難しい楽器だ」と覚悟して、ピアノと正しく真摯に向き合ってレッスンを受けて頂きたいと思います。

ピアノは、障がいがあっても弾けるようになりますし、ピアノを弾くことを楽しむことは可能ですが、努力も必要です。

健常者が10回で弾けるようになる曲だとしたら、障がいがある方は30回のレッスンが必要なくらい努力が必要です。

私の仕事は、ピアノを弾けるようにすることであって、癒しを与えることではありません。

健常者でも、障害者でも、ピアノが弾けるようにすることに何ら変わりはありません。

障がい者にピアノを教えるのってとっても大変なことなのです。

ピアノは、健常者でも簡単に弾けるようになる楽器ではないですから、障害者の場合は健常者以上に習う方も教える方も労力を必要とします。

どんなに苦労しても、できない生徒ができるようになった時の喜びはひとしおです。

苦労が大きければ大きいほど、喜びも大きいのです。

だから、どんなに苦労してもピアノを教えることをやめられないのです。

出来の悪い生徒を一生懸命に教えて、出来の悪い生徒が上手に弾けるようになった時の喜びは、私の心の栄養素なのです。

以前は、音楽療法的な指導もしておりましたが、私には向いていないと思いましたので、現在は音楽療法は行っておりません。

現在は、健常者も障がい者も子供も大人も、ピアノがうまく弾けるようになることを目的としたレッスンをしております。