昨日の午後、ブルグミュラーコンクールに参加される高校2年生が渡部由記子先生のレッスンを受けてきました。
生徒が渡部先生のレッスンを受けに行く時は、私も同行します。
レッスンの中で、渡部先生は生徒に「続けてきたから上手に弾けるのよ。結城先生が基礎をしっかりしてくださっているから弾けるのよ。」と、おっしゃってくださいました。
ピアノは、続けることが大切なのです。
続けることで得られることがたくさんあるのです。
続けることでしか得られないことがたくさんあるのです。
目標を持ってピアノを続けて欲しいと思います。
目標の一つに、数あるコンクールを活用するのも良いと思います。
そして、社会に出た時、ピアノが心の支えとなり拠り所になってくれるといいなと思います。
これからの時代を生きるのは、大変だと思いますが、何か一つでも心の拠り所となり支えとなってくれるものがあれば、どんなに大きな壁が立ちはだかっても、どんなに大きな波が来ても、乗り越えることができると思います。
私は、ピアノのレッスンを通して、これからの時代を生き抜くことができる心の強い人間を育てたいと思っております。
中学を受験するからといって、小学生でピアノを辞めてしまったら何にもならないと思います。
それほど練習をしなくても、せめて高校を卒業するまでレッスンを続けていれば、それなりにショパンやベートーベンなどが弾けるようになります。
中学高校とピアノのレッスンを続けてピティナピアノコンペティションに参加している人たちもたくさんおります。
私がこれまで高校卒業まで教えた生徒さんたちは、千葉大学や一橋大学、津田塾大学、法政大学、早稲田大学、筑波大学などに現役で合格しております。
千葉大学の医学部に合格した生徒さんは、高校3年生になった時に、私から「受験勉強で忙しくなると思うのでピアノはお辞めになられますか?」と伺いましたら、お医者様だったお父様が「ピアノが続けられなけないようであれば、医者にはなれない。」とおっしゃって卒業まで続けられました。
それからは、どの生徒さんにも「受験勉強で忙しいでしょうからピアノを辞めますか?」とは言わないです。
ピティナピアノコンペティション特級ファイナリストに、名古屋大学医学部の学生さんが残ったりもしてますから、勉強が忙しいからピアノができないということはないと思います。
一昨年のピティナピアノコンペティション特級グランプリは、東大の大学院生の角野さんでした。
ピアノが、皆様の生涯の友となりますように!