ピアノの適齢適期レッスン

ピアノの適齢適期レッスン

最近は生徒獲得のためか0歳から習えるピアノ教室や、お腹にいる時から習えるピアノ教室まであるようでビックリです。

ピアノで知育とか脳育を売りにしているお教室もあるようですが、特別な教材を使わなくてもピアノを演奏することで脳は活発の活動しますから知育になり脳育になります。

ピアノを始める年齢は、手根骨がレントゲンに写るようになるのが5歳くらいと言われているので、5歳くらいから始めるのが良いと思います。

3歳〜5歳は、リズム感や拍子感を育み、ピアノを弾くために必要な音符が読めるようになるレッスンが良いと思います。

絶対音感は、聴覚の発達が止まってしまうと習得できないので、絶対音感を習得させたい場合は、3歳4歳でソルフェージュと絶対音感のトレーニングを行うと習得が可能になります。

絶対音感のトレーニングを行うことで、集中力も養われます。

幼児期は、色々な経験をして、たくさんの感動をさせた方が、ピアノを弾くのに大切な感性が育ちます。

感性が育っていないと表現豊かな演奏が出来ないのです。

本当の技術とは、楽譜から読み取った音楽を、自分の指で紡ぎ、自分の思い通りの音で「表現」するために必要なことすべてです。

楽曲分析・表現力・奏法・テクニック、どれ一つ欠けても自分が思う通りの演奏は出来ません。

想いだけがあっても、表現するだけの技術が備わっていないと良い演奏は出来ません。

生涯ピアノを楽しむためには、10歳くらいまでは基礎をしっかりと築き、10歳〜25歳の臨界期と言われているところまで、どれだけのテクニックをつけられるかで、その後のピアノライフがどのようなものになるかが決まるように思います。

特にテンポの速い曲は、臨界期までに弾けるようにしておいた方が豊かなピアノライフを送ることが出来ます。

ピアノの真の喜びとは、ピアノを通してのコミュニケーション、音楽を通して人と繋がれるということです。

真剣に学んでいれば、趣味も専門も関係ありません。