お家でピアノを練習する時、練習時間や弾く回数も大切ですが、間違って弾くのを繰り返さないように致しましょう。
1回間違って弾くと、脳に間違った回路が出来てしまいますので、間違った回路を直すのが大変になります。
正しい指の運びの回路を作ることが重要ですから、最初は、ゆっくり練習しましょう。
ピアノは、「目で楽譜を認知して、手に指令して、弾く」、と言う一連の作業の繰り返しで弾きます。
指令を出しているのは、全て脳です。
速く弾く時は、一連の作業が速くなるだけで、楽譜を見ないで弾くというような、どこかを端折って弾くというわけではありません。
目の動きが重要です。
とにかく、間違わないで弾ける早さで練習しましょう。
最初から最後まで間違わないで弾くのが難しかったら、まずは一小節から始めましょう。
つまずくところがあったら、その箇所だけを出来るまで練習しましょう。
間違った回路を作らないように練習しましょう。
その為には、集中力が必要です。
ピアノをやると、集中力が育まれると言われますが、正しい練習をしなければ育まれることはありません。
集中力だけでなく、ピアノは、忍耐力や地頭力など生きていく為に重要な力が育まれますが、ただピアノを習っているだけでは、何にも育まれることはないと思います。
ピアノは、深く学ぶことで、ピアノが上手く弾けるようになり、その過程で困難に負けない強い心と生きる力・人間力が育つのです。
ただピアノが両手で弾ければいいと言うレベルの指導では、ピアノは両手で弾くので脳梁は太くなると思いますが、脳のあらゆるところが育まれるわけではないと思います。
ピアニストの、脳のMRIを、画像診断の専門医が読影すると、一般の人の脳とは違うようです。
ピアノは、脳を発達させるのに良いと言うことは、脳科学者が発表してますし、ピティナでセミナーもありました。
ピアノで脳を最大に活性化させましょう。