ピアノの練習について。

ピアノを習う目的によりますが、ピアノって毎日練習をしなければいけないというものではないと思います。

子供の場合は、ピアノが上手に弾けるようになり、ピアノで自信が持て自己肯定感を高められるように思って指導をさせて頂いておりますので、自分で出来る範囲で継続した練習をして頂くように導いておりますが、大人の場合は、ピアノを弾くことを目的にレッスンにお越しになられている方が多いように思いますので、大人の生徒さんには「無理をしないで出来る範囲で楽しんでください、お家でまったく練習が出来なくても構いませんのでピアノを弾きにレッスンにお越しください」と申し上げております。

本来、ピアノ教室は、心が触れ合う場所であり、心が安らぎ元気になれる場所なのです。

本来、ピアノは頑張って努力して上達するものではなく、楽しみながら楽しみが膨らむごとに上達していくものです。

コンペティション(コンクール)は他者と争うものではないのですが、通過がギリギリの人たちは結局他者より高得点を得ようとしているわけで、他者と争っていることになっているのではないでしょうか?

コンペティションは、どこまで深く勉強したかの結果ではないかと思います。

コンペティションは、どれだけ作曲家の想いを汲み取り、作曲家の気持ちになって演奏できたかではないかと思います。

感じる心が有り、想像力が有り、真実を追究する追究心が有ることが重要ではないかと思います。

ピアノを学ぶことは、「真・善・美」の追究ではないかと思います。

コンペティションは、深く学ぶことであって、けして他者と比べるものではありません。

ピアノを弾くということは、作曲家の心に想いを馳せ自らの心と体を通して作曲家の想いを伝えるということです。

コンペティションで1位になった人は、作曲家の心に十分に想いを馳せることができ作曲家の想いを十分に伝える演奏が出来た人です。

ある有名な作曲家の作曲家ご本人の曲のレッスンを受けさせて頂いた時、「作曲家は、こうしか楽譜に書けないんだよ。演奏する時は、楽譜から作曲家の全ての想いを汲み取って演奏して欲しい」と言われたことがあります。