ピアノの練習。結城美帆子

「練習」と、思うとネガティヴな感じですが、「ピアノが弾ける」と、思うとポジティブな感じになりませんか?先日、子供の頃からずーっとピアノを続けている大人の生徒さんが、「電子ピアノとグランドピアノではタッチが違うから、やっぱりグランドピアノで練習しないとダメなんですかね。」などと言うようなことをおっしゃっていたのですが、確かに、電子ピアノとアップライトピアノとグランドピアノでは、それぞれ構造が違いますから、当然タッチも違いますが、昔は音楽高校や音楽大学の練習室にはアップライトピアノしかありませんでしたし、今でもアップライトピアノだと思いますし、みんなアップライトピアノで冷暖房が無い中で練習してました。なんでもあれば良いということでもないと思います。私の子供の頃は、防音室なんてありませんでしたから、みんなが帰って来ると「うるさい」と言われてピアノが弾けなくなるので、ピアノを弾ける時間が限られていたため、学校から帰宅するとすぐにピアノを弾き始めておりました。音楽高校を受験することになった中学1年生の12月に、離れにピアノの部屋を作ってもらえたので、一日中練習ができるようになりましたけどね。いつでもできると思うとなかなかできないのかもしれませんね。ピアノのレッスンを受けていて大切なことは、レベルアップも大切ですが、ピアノを弾ける幸せを感じているかどうかが1番大切なのではないでしょうか?そしたら、電子ピアノだろうがアップピアノだろうがグランドピアノだろうがピアノには変わりはありません。ピアノを弾く上で大切なのは、テクニックだけでなく感性です。想像力です。どうぞ、ピアノを弾ける喜びをお忘れにならないようにお願い致します。心より祈りを込め申し上げます。