ピアノ指導者は、自分自身が常に「音楽家」でなければならず、常に「教育者」でなければならないと思っています。
ピアノ指導者は、ピアノを弾くための知識と技術を教える教育をする人です。
私は障害がある人にもピアノを教えておりますが、ピアノを弾くための知識と技術を教えてピアノが弾けるようになることを目的としてレッスンを行っており、音楽療法的概念でのレッスンは行っておりません。
ピアノが上手く弾けるように教えるのが私の仕事です。
ピアノのレッスンで癒しを与えるのがピアノ指導者の仕事ではありません。
ピアノは、弾けるようになり、レベルが上がれば上がるほど喜びが増します。
ピアノを奏でる楽しさや喜びを得るためには、生徒さんご自身の弛まぬ努力が必要なのです。
指導者は楽譜の読み方や弾き方を教えることはできますが、スムーズに速く弾けるようになるには本人の練習と言う努力が不可欠なのです。
健常者と呼ばれる人が1回教われば理解できることでも、知的遅れがある人は10回教えても理解できない人もおりますが、出来るまで教えます。
楽譜を読めるようにすること、楽譜を読みながらピアノが弾けるように教えることが私の仕事ですから、生徒さんが理解し出来るようになるまで教え続けます。