私が子供の頃は、「ハイフィンガー」と言って、指を上げて弾くように指導を受けましたが、現在は、「ハイフィンガー」ではなく、指を鍵盤に乗せたまま弾く弾き方が主流です。
また、私が子供の頃は、手を丸くして指の頭で弾くように言われましたが、現在は、昔のようにまーるくはしません。
もちろん、奏法によっては、「お爪見せて」と言ってMP関節から上げて弾かせることもありますが、昔のような不自然な奏法はしないと思います。
ピアノは自然に弾けば楽に弾ける楽器です。
私は、基本的に自由に弾かせる指導法を行っているのですが、4歳位の何の経験もない小さい子供たちは、何も教えなくても自然にMP関節から指を動かしてピアノを弾いております。
今のピアノは、昔のピアノに比べると、鍵盤が軽くなっているので、不自然なハイフィンガーで音を出す必要はないのです。
ピアノを習い始めたばかりの生徒さんに、テーブルで指を動かすようなことも、私はしません。
テーブルで指を動かすと、指を上げるようになってしまうからです。