ピアノの導入期のレッスンの難しさ大変さは、健常者も障害がある方も同じです。結城美帆子

ピアノの指導は、健常者も障害がある方も導入期が一番難しくて大変です。お子様の場合は、親御さんが健常者と言って連れてこられても、実際にレッスンを始めてみると、定型の発達ではないと思われる子供もいたり、シニアの生徒さんの中には、おそらく本人は気づいていないかも知れない脳の障害が疑われる方もおりますので、お一人お一人よく観察をさせて頂きながら、なるべく無理がなく上達できるようにレッスンをしております。発達障害の人に、定型発達の人と同じような努力を要求しても、自閉症スペクトラムの人は、カナー型もアスペルガー型も、言葉の捉え方が違うようなので、具体的に細かく指示をしないと理解できないようですので、定型発達の生徒に教えるよりも、手間暇がかかります。健常者も障害がある方も、レッスンを受ける目的は、ピアノが弾けるようになること、ピアノが上手く弾けるようになることですから、レッスンをお引き受けした生徒の皆様が、ピアノが弾けるように、ピアノが上手く弾けるように、一生懸命に考えてレッスンをしております。すごく大変な仕事ですが、目的があれば達成感が得られますのでやりがいがあります。目的を達成する為に努力することが、私の誇り(プライド)となり、どんなに指導が難しい生徒でもさじを投げずに指導ができ、生き甲斐となっております。ピアノは、障害があっても無くても、教え方しだいで弾けるようになり、楽しむことができます。ピアノが上手く弾けるようになる為には、練習と言う努力も必要ですが、努力は楽しくないので、努力と言う言葉では無く、ピアノを弾いて楽しんで頂きたいと思います。楽しいからピアノを弾きたいと思うのではないでしょうか?なぜ、ピアノを習いたいと思うのか?ピアノが弾けると楽しそうに思えたから、ピアノを習ってみたいと思ったのではないでしょうか?努力することを学ぼうとか、努力することを身につけようとか思ってピアノを習おうと思った人はいないのではないでしょうか?コンペティションに参加をする場合は、達成感を得る為に、相当努力をしますが、この場合も、ピアノを弾くのが好きだからたくさん弾いているだけで、けして努力ではないはずなのです。ピアノを弾くことを楽しいと本人が思えば、親が練習をしなさいと言わなくても自ら進んで練習します。ただし、自閉症スペクトラムのお子様の場合は、主体がないので、本人がどう思っているかは本人もわかりません。自閉症スペクトラムのお子様は、親や指導者を鏡にして自分を映し出しているようなので、親や指導者の心の中を反映しているように思います。なので、自閉症スペクトラムのお子様に対しては、主体を引き出すように、精神分析療法を応用して本人の視界に入らないようにレッスンしたりもしております。ピアノのレッスンの最終的な目標は、自分で弾きたい曲が、楽譜を見ながら自力で弾けるようになることと考えておりますので、健常者も障害がある方も、レベルは様々ですが、自分で弾きたい曲が、楽譜を見ながら自力で弾けるようにレッスンをしております。