ピアノの先生の介護日記。結城美帆子

母親の介護を始めて明日で半年が過ぎます。ショートステイ、デイサービス、脳梗塞で入院、現在はショートステイを利用して仕事をしております。介護離職が問題になっておりますが、ピアノの先生と言う職業は、良いケアマネージャーに出会うことが出来れば、色々な介護サービスを利用して、仕事を続けることは可能だと思います。私は、自分の仕事のために、母を老人ホームに追いやるようなことはしたくないと思っております。かと言って、生徒の皆様に迷惑をかけるような仕事もしたくないと思っております。介護も仕事も無理をせず出来る範囲でやって行こうと思っております。色々なことがあるのが人生ですから。母の幸せが私の幸せであり、生徒の皆様の幸せが私の幸せでもあります。「子供に迷惑をかけたくないから老人ホームへ行く」と言う人もいるようですが、子供に介護をしてもらうことは、子供に迷惑をかけることなのでしょうか?産んで育てて頂いた親の介護をするのは、当たり前のことではないでしょうか?私は、祖母も母と一緒に家で介護をし、家で最期を看取りました。祖父も家で亡くなりました。私の教室には、障がいがあるお子様も多数レッスンをしております。障がいがあるお子様の親御様へお願いがございます。お子様を施設に追いやることなく、お互い幸せな人生を生きて頂きたいと思います。利害関係が無く介護できるのは家族だけです。介護もビジネスなのです。福祉もビジネスなのです。医療でさえビジネスなのです。精神分析療法を行う精神分析家もカウンセリングを行うカウンセラーも慈善事業をしているわけではなく、生活の糧を得る仕事でありビジネスなのです。けっして慈善事業ではないのです。無料で介護をしてもらえるのは、家族だけです。病院や老人ホームなど施設では、トイレに行きたいからと言っていつでも介助してもらえるわけではありません。入院中、母は、ベットに抑制帯で抑制されておりました。抑制帯で抑制されている母の姿を見るのはとても辛かったです。