ピアノの先生の介護日記。結城美帆子

「介護者が倒れては困りますから」と言いながら、「何かあった時のために、夜は一緒の部屋で寝てください」と、看護師を作業療法士に言われたのですが、言っていることが矛盾していると思いませんか?私は、あなた方のように、子供が急に具合が悪くなったからと言って仕事を休んで患者さんに迷惑をかけるような事は致しませんよ。仕事って命がけでするものです。命がけで約束を守る。優先順位を考える。一期一会、今日と言う日は二度とは来ないのです。患者には、明日の保証はないのです。ピアノのレッスンも、明日は明日の課題があるから今日の事は今日やらなければならないので、今日のレッスンを休んだら一週間私が無駄にする事になるのです。人生の大切な時間を私の個人的な都合で無駄にさせるわけには行きません。生徒たちは、一週間一生懸命練習をして来ます。その成果を聞いてあげなかったら、生徒たちは先へ進めませんし、当然やる気も無くすことでしょう。母の介護も出来る限りの事は致しますが、生徒の皆さんに迷惑をかけるようなことはしないつもりです。仕事とは、命がけでやる事です。しかし、どんなに頑張っても、生身の人間ですから病気にもなります。なので、生徒の皆さんに迷惑をかけないように毎月健康診断を受けておりますが、それでも数年前にはインフルエンザにかかってしまいました。この時は、生徒皆さんに感染させないためにレッスンを休ませていただきましたが、舞台出演がある場合はたとえインフルエンザでも生きている限り休めないのです。病院にも行けないのです。診断を受けてしまうと、休まなければならず、舞台に穴を開けることになるので、主催者からは、「とにかく休むな」と言われます。演奏家って、しんどいですよ。小さい頃から、レッスンを休まないために普段から病気にならないようにしてきました。お腹をこわさないように、冷たいものは飲みませんし、夏でもアイスコーヒーは飲んだ事がありません。氷の入っていないアイスコーヒーは飲んだ事がありますが。明後日は、胃カメラと大腸カメラの検査を受けるので、昨日の夜から野菜や果物が食べられません。明日は下剤を飲んで腸を綺麗にするため、数名の生徒さんにはレッスンを前後に変更させて頂きました。ご迷惑をおかけします。良いパフォーマンスをするためにも健康は大切です。その為には、健康診断が大切です。明後日の胃カメラと大腸カメラは、健康診断です。大腸カメラは初めての経験で不安ですが、世界で初めて内視鏡によるポリープ摘出手術に成功した新谷弘実医師が顧問のクリニックで検査をするので、大丈夫でしょう。信頼申し上げている岡部正先生から紹介されたクリニックです。岡部クリニックの事務長さんも検査を受けて来たとの事なので大丈夫でしょう。注射が怖いですけどね。