ピアノの上達の三分の一以上は親がにぎってます。結城美帆子

人間形成の条件として、「本人・環境・教育」の3つがあげられます。ピアノの上達は、子供自身、および親が作る家庭環境、さらにピアノを教える先生が要素になります。親が三分の一にぎっていると言うことは、この3つの要素のうちの一つが親であるということで、数学上の三等分した内の一つという意味ではありません。ピアノ上達のためには家で練習をしなければなりませんから、その練習場所や練習時間などの配慮、あるいは子供への励ましなど家庭環境作りは親次第と言えます。どのような先生にお願いするか、これは親です。子供が持って生まれた遺伝的なもの、子供が持って生まれている生後の環境によって身につけたものなど、親が大きく関係してます。ピアノが上達するために必要な能力として、指の敏しょう性・読譜力・感受性・知能など色々な能力が要求されます。これらは先天的なものと後天的なものとが複雑に関連しあっています。先天的なものの中には親からの遺伝もあります。後天的なものの中には生後の家庭環境や乳幼児時代の親の教育が大きく関係しているものもあります。このようなことを考えると、子供のピアノの上達は、決して先生次第でもなければ、また子供次第でもなく、親が大きく関係していると言うことが言えます。