ピティナピアノコンペティション特級のファイナルがもうすぐ始まります。
参加者は、新型コロナウイルスの感染者が日に日に増えている中で、感染防止をしつつ本番に向けて体調管理をしていることと思います。
演奏家は、技術が優れていることは当然ですが、メンタルの強さを含め、健康管理ができなければダメなのです。
音大を目指して受験勉強をしている時から、レッスンを休むことがないように健康管理は徹底しております。
恩師の東敦子先生からは、「いつも本番と思いなさい」と、言われました。
ピアノは、小さい時からレッスンを受けておりますから、自ずと健康管理が身につくのではないかと思います。
オペラ歌手だった菅原美智子先生は、夜9時になると自分の部屋に入って家族とも話をしないと、以前、やはりオペラ歌手だった五十嵐先生がおっしゃっておりました。
本番だけでは無く、練習も大事ですから、結局毎日健康管理が必要なので、日頃から体調を崩さない生活をすることになるのです。
他の人がどんな食生活をして、どんな生活をしているかなんてわかりませんから、自分が普通だと思っておりますが、一般の生活とはけっこう違う生活かもしれないと10年くらい前に思いましたが、この生活で健康を維持してきたので続けております。
インフルエンザは、数年前の3月29日にB型に一度だけ罹患したことがありますが、レッスンが休みだったので東京に楽譜を買いに行こうと電車に乗ったのですが、電車の中で気分が悪くなり動けなくなってしまって、北千住駅で救急車を呼ばれてしまって、救急病院に運ばれたのですが、意識はありまして、医師や看護師が採血を試みたのですが、下手くそなのでしょうか?採血ができなくて、あの頃インフルエンザB型が流行っていたので、もしかしてと思って、「インフルエンザかもしれません」と申し上げて検査をして頂いたら、インフルエンザB型だったのです。
発熱もなかったので、東京に向かってしまったのですが、不覚でした。
ピアノのレッスンは、健康も大事なのです。
体が弱い人やメンタルが弱い人は、ピアノのレッスンは向いていないと思います。