老若男女問わず障害の有無も関係なく「ピアノが上手くなりたい」と願う全ての人に、ピアノの楽しさと喜びをもたらし、演奏力と人間力を高めることを目的としてレッスンを行っております。
これまで50名以上の発達障害のお子さんもレッスンを行っておりますが、WISCーⅣのIQ(知能指数)が70以上の軽度発達障害であれば、定型発達のお子さんと同じにコンクールにも参加できショパンのエチュードやベートーヴェンのソナタなどが弾けるようになっております。
WISCの検査は、知能指数の他に、言語理解、知覚推理、ワーキングメモリー、処理速度などが数値化されるので、得意分野や不得意分野がある程度把握できるのですが、ワーキングメモリーの数値が高いお子さんは音符を読む作業は比較的簡単にできるようですが、いざ、ピアノを弾くとなると、ピアノ演奏は楽譜を見ながら演奏するので、処理速度が平均値よりも低いお子さんは多少時間がかかるように思います。
逆の見方をすれば、WISCの検査を受けていないお子さんでも、お子さんの様子を見れば、経験からですが、標準レベルか?低いレベルか?高いレベルかがある程度把握出来るようになりました。
最近の研究では、脳は鍛えれば成長し続けると言われていますので、ピアノで脳を鍛えましょう。
一般的な人は、知能検査なんて自分から受けないと思いますのでわかりませんが、ピアノコンクールで金賞を受賞された方々の知能指数は、けして低くはないと思います。
ちなみに東京大学の学生の平均知能指数は、130とのことです。
現在はわかりませんが、私が子どもの時は、小学生の高学年の時と、中学2年生の時に、全員が自分の机と椅子を持って体育館に行き、そこで知能検査を受けさせられた記憶があり、小学生で受けた問題と、中学生で受けた問題は、全く同じものでした。
そして、その問題は、運転免許証を習得するために通った教習所で最初に受けた適性検査の問題とも、全く同じでした。
皆さんは、覚えていますか?
もちろん、結果を知らされることはありませんでしたが。