ピアノのレッスンでの緘黙は見極めが重要と考えております。結城美帆子

ピアノのレッスン中に、緘黙してしまうお子様が時々おります。

渡部由記子先生のレッスンを受けに行っていた生徒さんも、レッスン中に行くたびに緘黙があり、渡部先生から「わからない時はわかりません、わかる時はわかります。お返事をしましょう。」と言われました。

この生徒さんは、私のレッスンでも、自分の気持ちを言えるように導いてまいりましたので、今年ブルグミュラーコンクールに参加する為に渡部先生のレッスンを受けに行った時は、以前のように緘黙すること無くレッスンが受けられました。

緘黙の原因を見極めることが重要なのです。

わからなくて喋れない場合や、わかっていても「間違っていたらどうしよう」と自信が持てないと喋れない場合、指導者の質問の意味がわからなくて喋れない場合、学習障害や自閉スペクトラム症で言葉がうまく出てこない場合、などなど色々あるので、お子様を潰さない為には、原因や理由を見極めて、それぞれに合わせて対応する必要があります。

昨日レッスンにお越しになられたブルグミュラーコンクールに挑戦する小学6年生の〇〇ちゃんも、昨日は緘黙がありました。

〇〇ちゃんを教えてけっこう長くなりますので、なぜ喋らないのかは想像できましたので「間違うことは恥ずかしいことではない」と言うことを伝えました。

「自分の気持ちは、伝えようとしないと相手はわからない」と言うことも伝えました。

レッスン中、少しづつ私の質問に答えてくれたのですが、レッスン終了の時間が来てしまった為、考えている時にレッスンが終わってしまいました。

その時、「時間は無限ではない」と言うことを伝えました。

私は、ラカン派の精神分析家向井雅明先生から10年以上精神分析を受けましたが、ラカン派の分析は短時間セッションで、フロイト派のように50分とか時間を決めて行うものでは無く、分析家が句切りをつけます。

ラカン派の分析家は、自ら精神分析を受けなければなりません。

精神分析は、頭に浮かんだことを分析家のところで自由に話すことをしなければなりません。

自由連想法と言います。

ラカン派は、分析の時間が決まっておりませんので、喋らない時間、緘黙の時間があると、そこで句切りをつけられますから、5分10分でも句切りをつけられセッションが終わりになり、5分10分でも10,000円をお支払いしなければなりませんので、何回か受けているうちに喋らないとまずいと思うようになります。

私は、精神分析を受けた経験から、時間と言うものがどう言うものなのか?を考えることができ、日々の時間を大切に生きることができるようになったと思います。