ピアノのレッスンの価値とは、ピアノを通して人々が幸せな人生を送るためのお手伝いではないかと思います。
幸せな人生を送るために何が必要か?
認知能力(知力・学力)と健康ではないかと思います。
子どもは如何にして脳の働きを高め認知能力を高めるか、大人は如何にして認知能力を維持するか、が幸せな人生を送るために必要なことのように思います。
私はこれまで知的障害の子どもや大人にもピアノを教えてきましたが、知的障害の人は理解に時間がかかるだけではなく、できた時の感動や喜びの反応が弾くように感じるのです。
感動や喜びを感じる脳分野が障害を受けているのか、発達が遅延したのかもしれませんが、いずれにしても脳の機能の問題ではないかと思うのです。
認知症を発症した人も徐々に表情がなくなりますが、これも脳が徐々に壊れていっているということなのではないかと思うのです。
ようするに、人間の感情も脳に有り、脳で支配していることなのではないでしょうか?
抑制することも脳で行うわけです。
心も結局のところ脳です。
脳を動かしているのは心臓、心臓が動かなくなると脳に血液が行かなくなりますから脳はダメージを受けてしまいます。
なので、幸せな人生を送るためには、まずは脳を育てること、そして脳機能を下げないように維持することが重要ではないかと思うのです。
ピアノ演奏で必要となる「楽譜を読む」「指を動かす」「先を読む」「暗記」はすべて脳の働きを高めることにつながります。
ピアノは両手で違う指の動きをしますので、これが左右の脳をとても活発に活動させるのです。
ある脳科学者も断定していますが、ピアノを習っている子どもの脳機能が高いことが証明されています。
日本認知症予防学会は、楽器の演奏は認知正常者から認知障害への一次予防効果があると発表しております。
ピアノのレッスンの本当の価値とは、脳の機能を高め維持することで、幸せな人生を送るためのお手伝いが出来ることなのではないかと思う今日この頃です。
多くの人がなりたくないと思っているであろう「認知症」が予防できたら、、、、、、
認知症の予防にピアノのレッスンが少しでもお役に立つことができたら嬉しいです。
認知症の薬も認可されていますが、副作用でお亡くなりになられている方もいらっしゃるようです。
どんな薬にも副作用はありますからね。
生活習慣を見直し、心豊かにピアノを楽しみ、健康で幸せな人生を生きていきましょう!