昨日、眼の検査を受けに眼科へ行き、聴覚の検査を受けに耳鼻科へ行きました。
聴覚の検査を受けるのは、30年ぶりくらいなので、「もし、難聴とか言われたり、検査結果が悪かったらどうしよう」とか不安がありましたが、年齢的に、自分の状態を客観的に把握しておいた方が今後ピアノの指導を行っていく上で必要と思いましたので受けに行きました。
私は、全てかかりつけ医に紹介して頂いており、耳鼻科は慶應大学病院耳鼻科の名誉教授で、2021年10月に開業された小川先生のクリニックへ行きました。
すごーくお偉い先生なので、不安でしたが、全然偉ぶった感じの方ではなく穏やかな方で、とても丁寧に説明をしてくださいました。
良いお医者様とは、確かな診断と確かな治療ができ、患者の不安を取り去り安心を与えてくれる人ではないかと思います。
小川先生は、耳鼻科医として認知症予防の研究をされているようで、5月の初めに(院内にチラシがあったのですが日にちを忘れてしまいました)、BS11夜9時からのテレビ番組「報道ライブインサイドOUT」にご出演されるようですので、耳の聞こえと認知症にご興味がある方にはおすすめの番組です。
4種類の聴力検査を受けましたが、全く問題ありませんで、よく聴こえているようでした。
良かったです。
小川先生曰く、「音は脳で聴いている」とのことです。
実際、検査受けている時、色々な純音が聞こえてくるのですが、頭の右上の方から聞こえてきたり、耳の直ぐ左下から聞こえてきたりしました。
また、片方の耳からは色々な雑音が聞こえる中で、別な方の耳から聞こえてくる純音を聞く検査を行った時は、オーケストラの演奏からバイオリンの旋律を聴音しているような感覚で、私にとっては難しいものではなかったのですが、音楽の経験といいますか聴音の経験が無い人は難しいのではないかと思いました。
もしかすると、ピアノで認知症予防の効果とは、演奏することで脳を鍛えることもあるかもしれませんが、音を聴くことなのではないかと思いました。
耳が聞こえなくなることで、認知症のリスクが高まるとのことです。
ピアノが上手く弾けるようになるには、テクニックよりは、耳が1番大切なのです。
美しい音と美しくない音が、聞き分けられることが大事なのです。
聞く力。
ピアノで、聞く力を鍛えて認知症を予防しましょう。
私は長ーく音楽をやっているので、聴力検査の時でも、音が聞こえてくると頭に五線譜が浮かび音符が浮かびます。
この能力は、子供の時に聴音の経験がないと身につかない能力かのしれません。
ピアノは、大人になった時、高齢になった時、習わせてもらって良かったと思える習い事なのかもしれませんね。
ピアノは、できれば子供の時に習い始めて、続けることで認知症の予防が可能になるのかもしれません。
昨日は、あらためて親に感謝した一日でした。
最後までお読み頂き有難うございました。
今日も素敵な一日になりますように!