これから色々なものの価値観が変わっていくような気がします。
ピアノのレッスンについての価値観も変わっていくような気がします。
ピアノのレッスンは、変わるというより本当の価値へ回帰するような気がします。
医療や福祉が、特に医療が大きく変わろうとしているように思います。
国民皆保険制度が施行されて65年、介護保険制度が施行されて24年、医者も福祉の事業所の今までは食い歯くれずに済んだけど、今後はそうはいかないと思う。
安い医療費でかかれたから、国民は医療費の無駄使いをした。
医師は、国民を食い物にした。
私が医療に携わっていた時、もうずっと昔ですが、レセプト請求の仕事もしていたのですが、医者にとっての美味しいカモは、高血圧症や糖尿病・動脈硬化症・慢性肝炎・慢性胃炎・喘息など慢性疾患の患者さんでした。
当時は、慢性疾患は慢性疾患管理料みたいなのがあって、少し医療費を高く取れたのです。
慢性疾患の患者さんは、定期的に通院してくれますし、逃げていかないですから、ネギを背負ったカモだったと思います。
早期発見・早期治療をすれば、医療費を抑えることができると言われましたが、医療費は増えるばかりでしたね。
国民みんなが本当に必要な時だけ医療機関を受診し、本当に必要な医療を受けることができれば、医療費は削減できるのではないでしょうか?
疾患ごとに寛解または治癒の目標を定め、目標が達成できなければ医療機関への健康保険からの支払いがなくなるとかにしたらどうでしょう?
現在は入院費は包括ですから、疾患ごとに入院日数が決められていて、決められた日数を超えての入院は健康保険から支払われなくなるので、病院が自腹を切るか、患者が全額自己負担で支払うようになるのです。
これから求められる医療は、病気にならないように指導をしてくれる医者が求められるのではないでしょうか?
病気になってから医療機関へ行くのではなく、病気にならないために(予防医学)医療機関を受診するようになれば、医療費は削減されると思います。
そして、自分がどのように死にたいかを決めておくことも大切ではないかと思います。
医療が必要な疾患もあります。
ピアノも医療と同じように、具体的な目標を設定して行うと良いと思います。
例えは、導入期の教本は1年で終了できるカリキュラムで行うとか、お月謝制やワンレッスン制でレッスン料を支払うのではなく、バイエル上巻終了コースは60分×10回で50,000円とか包括にするとどうでしょうか?一回ごと細かくレッスンカリキュラムが決められているので、生徒さんは決められた練習をこなす必要がありますから、ダラダラせず確実に上達できると思います。
ピアノのレッスンも上達が目で見える化が必要なのではないかと思います。
導入、初級、中級、上級、どこを最終目標にするのかを最初に決めてレッスンに入ると良いと思います。
今までも、小学卒業までにピティナピアノコンペティションのC級(小学6年生以下)の課題曲が弾けるようになることを目標にレッスンを行ってきましたが、中学受験をされる方は5年生までに達成出来ていた方が、その後のピアノライフを楽しめます。
どんな時代になっても音楽はなくならないと思います。
戦争が始まっても音楽はなくならないと思います。
私の恩師亡き東敦子先生は、ソ連と日本が断絶している時、日本大使館もないソ連のボリショイ劇場でマダムバラフライの主役で歌われたのです。
ギャラをもらっても日本円にできないので、ギャラで銀の食器を購入したという話を聞いたことがありました。
これが音楽の価値なのではないでしょうか?
子どものコンクールも変わるのではないかと思っています。
日本学生コンクールのように、小学四年生からの参加で良いのではないかと思います。
幼児や小学低学年生だと、コンクールの意味もわからないと思いますし、課題曲のレッスンだけでは音楽の基礎力を高めることが難しいからです。
コンクールの審査員は、国公立の音高音大の先生が昔のようにボランティアで行ったらどうでしょうか?
茨城県下児童生徒音楽会は、毎年水戸第三高等学校音楽科の小方先生が参加者一人一人に講評をしてくださいましたが、公務員でしたから無報酬だったと思います。
ピティナピアノコンペティションの審査員の交通費や宿泊費に1億円かけるのは如何なものでしょう!
お金がかかり過ぎると、音楽的才能があってもコンクールに参加できない子どもも出てくるのではないでしょうか?
茨城県下児童生徒音楽会は、「子ども達に演奏を発表する場を」と小方先生が始められたと聞きました。
指導者の推薦で参加できる音楽会で、私も参加しており、小方先生の講評をいただくのが楽しみでした。
いつも厳しい講評でしたけどね。
もっとお金をかけなくても参加できる音楽会があるといいですね。
つくば市民音楽祭は、ほぼ無料で参加できるのですが、いつだったかコンクールに参加する子どもがコンクールのリハーサルで参加したことがあり、それ以来子どもはソロで参加できなくなったのです。
良い方向に変わるといいですね。