ソプラノ歌手佐藤しのぶさんがお亡くなりになりました。結城美帆子

61歳だったそうです。

同年代の人がお亡くなりになると、身が引き締まる思いがいたします。

私の恩師、東敦子先生は63歳で癌でお亡くなりになりました。

演奏家の仕事は、過酷ですからね。

ピアニストの中村紘子さんも大腸癌でお若くしてお亡くなりになりましたね。

佐藤しのぶさんは、二十代後半からベリヅモ系の歌を歌っていたので、喉を傷めないのだろうか?と思い、60歳を過ぎたら時どんな歌を歌うのか楽しみにしていたのですが、残念です。

「若いうちは、ベルディとかベリズモの重い歌を歌うと喉を潰してしまうからダメよ。ベルディは40歳を過ぎてから歌いなさい。」と、東敦子先生に言われたことがあります。

声は、年齢と共に変化します。

60歳を過ぎた佐藤しのぶさんの歌を楽しみにしていたのですが、まさかお亡くなりになり聴けなくなるとは、、、、、

実は、私は佐藤しのぶさんさんの重い歌い方・重い声は好きではありませんでした。

佐藤しのぶさんの話す声はハスキーでしたから、相当喉に負担をかけているのだろうと勝手に思ってました。

喉に負担をかけない発声法とか、喉を痛めない発声法などと言いますが、オペラ公演の後は、声が荒れて出なくなるのです。

オペラ公演で荒れた喉を治してもらいに、ボイストレーナーのところへ行くのです。

佐藤しのぶさんは、海外では酷評でしたから、相当無理をなさったのかもしれませんね。

人間は、老化もしますし、病にもなり、いずれ死にます。

声は、生きている時だけで、死んだら何も残りません。

声は、一期一会なのです。

今しかないのが、声なのです。

寿命に長い短いはないと思っております。

今この時を生きるだけです。

誰にも、明日の命の保証はないのです。