ショパンポジションを勉強中です。結城美帆子

私は、導入期はドイツ式のポジションでレッスンを受けていたので、指を丸くして弾く弾き方でしたが、時代と共に弾きかたも変わります。なぜ変わるのか?ピアノが弾きやすく改良せれてきたからです。昔のピアノは、鍵盤の戻りが今のピアノよりも遅かったのです。弾きやすいピアノとは、鍵盤の反応が良いピアノです。昔のピアノは、指を丸くして指を上げて弾く弾き方で無いと音が出なかったと言うこともありますが、スタンウェイなどは反応が良いので「上げて、上げて」なんて言わなくても音が出ます。私が小さい頃は、マルカート奏法の練習をさせられましたが、指を上げることよりも、脱力が必要です。鍵盤ハーモニカと比べると、小さい子供はピアノの鍵盤のほうが重いと感じるので、力を入れて弾くようになってしまうようです。指導者は、ピアノの構造を考え時代の応じた指導が必要に思います。良いピアノは、鍵盤に指を押し戻されているように感じますので、ある程度のレベルの曲を演奏すると、良いピアノは「ピアノが助けてくれる」「鍵盤が指に吸い付いてくる」ような感覚を得られることもあります。ピアノの構造上、アップライトピアノは、鍵盤の戻りが遅いので、連打ができないのです。私が、初めてアップライトピアノとグランドピアノの違いを実感した曲は、シューベルトのアンプロムチュ4番でした。グランドピアノでは弾けるのに、アップライトピアノで練習すると全然弾けなかったのです。モーツァルトのソナタもアップライトピアノでは弾きにくいです。チェルニー30番もアップライトピアノで弾くと手が疲れて弾きにくいです。