シニアの生徒さん。結城美帆子

当教室には、現在、3歳〜85歳の生徒さんがピアノを楽しんでおります。私は、基本的に「できない」と言う言葉は使わないようにしております。できたことを喜ぶようにしております。しかし、「申し上げた方が良いかな」と悩むこともあります。そう言う時は、本人が気付いて、病院を受診してくださることを祈るだけしかできませんが、本人が不便を感じていなければ問題は無いかなとも思います。私が、どうしても心配をしてしまうのは、脳の異常です。例えば、音痴と言われる人も、脳の機能障害の場合が多いのです。音程は、頭で察知して、声帯で声を出しますから、音痴の原因は、脳か声帯のどちらかになります。人間の脳ってすごいと思います。発達障害も、脳の障害と言われております。ただ、原因はまだわかっていないようですが。自閉症やアスペルガー症候群など発達障害のお子様を多数教えていると、脳のセンサーが働いていないように感じます。発達障害が理解できないでいる時、私は彼らに、穴と言うか、神経が繋がっていないように感じるのです。滋賀大学の久保田教授が言うように、CTやMRI検査で発達障害の人の脳は診断ができるとのことですが、診断ができても治療法は、医学的な観点からは対処療法しかないようです。精神分析的観点からの音楽療法やピアノのレッスンは、音楽を媒介にして、自分を自由に表現できるようにします。