ゴールデンエイジを大切に。結城美帆子

ピアノは、3歳0ヶ月〜3歳6ヶ月でレッスンを始めるのが一番良いと思います。

ピアノは、15年〜20年で結果が出ます。

ピティナピアノコンペティション特級グランプリは20歳前後の方々ですから、ピアノのレッスンを始めて15年〜20年です。

特級グランプリを受賞しなくても、ピアノを習い始めたからにはショパンや ベートーベン、ラフマニノフ、プロコフィエフなど上級レベルの曲が弾けるようになって欲しいと思います。

趣味であっても、確かなテクニックと表現力を身につけ、生涯に渡りピアノを楽しんで頂きたいと 願っております。

幼児もしくは小学1年2年生でレッスンを始めて、高校卒業までにチェルニー30番40番を終わらせてショパンのエチュードが弾けるレベルになるには、スモールステップの考えではなく、ゴールデンエイジを大切に考えたレッスンの方が達成できます。

ピティナピアノコンペティションを順次受けられるレベルを維持できれば、高校卒業までにショパンのエチュードが弾けるようになり、上級レベルの曲が弾けるようになります。

40年の指導経験から、チェルニー30番40番をやらないと、ショパンのエチュードを弾きこなすのは難しいのです。

最低でも小学校卒業までにチェルニー30番を終わらせて、中学卒業までには40番を終わらせることが重要です。

先日、渡部由記子先生のレッスンにお伺いした時、渡部先生は「チェルニー30番も40番も半年で終わるようにするの」と、おっしゃっておりました。

実際に私はチェルニー30番のレッスンを受けている時は、1回のレッスンで10曲くらい見て頂いておりましたから、確かに半年もかからず終わらせました。

チェルニー30番に入った時、最初のレッスンの時は1番だけ練習をしてレッスンを受けに行ったのですが、先生に「2番はやっていないの?」と聞かれ、次のレッスンからは10曲は練習をしていくようになりました。

私の頃は今のようにたくさんのコンクールがあったわけではありませんが、茨城県立水戸第三高等学校音楽科の先生が主催して毎年夏に行われていた茨城県下児童生徒音楽演奏会に参加しておりましたので、演奏会の曲のレッスンに入るとエチュードのレッスンが無くなっていたので、エチュードは短期間に終わられていたように思います。

ここ数年は、中学生高校生は勉強で大変だろうと思い、エチュードはやらなくてもいいかなと思ってレッスンをしてきましたが、エチュードはやはり必要です。

東京大学に現役で合格している人もピティナピアノコンペティション特級グランプリを受賞しているわけですから、勉強が忙しくて練習時間が確保できないということはないと思います。

私は音楽高校だったので、勉強とピアノの練習は当たり前だったのですが、普通の高校はお勉強が大変だろうと勝手に想像していたので、情けをかけておりました。

情けは、生徒さんの成長の為には良くないと気づきましたので、今後は、どの生徒さんもエチュードをレッスンすることと致します。

生徒さんには、ピアノを途中で挫折せず最後までやり抜いて欲しいと願っております。

たかが15年程度です。

15年程度で、ショパンのエチュードが弾けるようになるのです。

素晴らしいと思いませんか?

大人になってピアノを始めた人は、どんなに頑張ってもショパンのエチュードを速く弾くことは難しいです。

子供の時から10年〜15年ひたすら努力を続けた人だけができることなのです。

ゴールデンエイジを大切に子育てを致しましょう。

人生で二度とない黄金期を大切に子育てを致しましょう。