こんばんは。
ピアノ教師の結城美帆子です。
本日も、ブログにご訪問頂き誠に有難うございます。
本日は、ピアノが上手く弾けるようになるには、趣味でもエチュード(練習曲)が必要というテーマです。
音高音大へ進みたい方は、必ずチェルニーやハノン・ポリフォニーのバッハを学びますが、趣味の方は練習時間が少ない方が多いので、コンクールの曲をメインにレッスンを行ってきましたが、趣味でもエチュードとハノンは必要です。
基礎的なことがマスター出来ていないと、自分で思い通りの音で表現することが出来ないからです。
ピアノを習うということの本質は、心を養うことです。
音に託して他者に伝えられる表現力を養うことです。
技術を身につけるのは、その為に必要なことだからです。
楽譜から読み取った音楽を、自分の指で紡ぎ、自分の思う通りの音で表現する為に、エチュードやハノンは必要なのです。
私は、バイエルから学び、ハノン、チェルニー100番、ブルグミュラー25番、チェルニー30番、チェルニー40番、モシェレス24の練習曲、クラーマー=ビューロー60練習曲、そして、ショパンのエチュードを学びました。
ソナチネアルバムは1巻2巻すべて学びました。
ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェンのソナタ、メンデルスゾーン、シューベルト、ショーマン、プロコフィエフ、ブラームス、インベンション、シンフォニア、平均律、35歳まではコンスタントにレッスンを受けており、35歳を過ぎてからは必要な時に受けたい先生のレッスンを受けに行きました。
現在も、生徒さんが受けるコンクールの課題曲を私自らレッスンを受けに行っております。
バロック、クラシック、ロマンまではたくさん学んでおりますので大丈夫なのですが、近現代は学んでいない曲が時々あるので、そのような時はレッスンを受けに行ってます。
声楽も日本では、声楽のエチュードと言ったらコンコーネ50番と25番くらいしかやらない先生が多いと思いますがイタリアの音楽大学では、コンコーネ50番とコンコーネ25番が終わると、パノフカ、ボルドーニ、ラルテデルカンターレなどのエチュードを学びます。
趣味も専門コースへ進まれる方も、基礎は同じなのです。
家づくりで申し上げれば、基礎は家つくりの土台です。
土台がないとしっかりした家は立ちませんでしょ。
音楽大学の入試にはショパンのエチュードがありますので、音楽大学へ進みたい方は高校2年生までにショパンのエチュードが弾けるようになっていなければ音楽大学の受験は難しいですが、趣味の方は25歳くらいまでは大丈夫です。
理由は、医学的な観点から25歳くらいが臨界期と言われているからです。
25歳を過ぎると、いかに維持するかのフェイズに入ります。
生涯に渡りクオリティーの高い趣味としてピアノを楽しむ為には、25歳までに基礎をしっかり作りましょう。
最後までお読み頂き有難うございました。
おやすみなさい。