やる気を育てるには。結城美帆子

やる気を育てるには、自分に対する心のご褒美も大切です。心のご褒美とは、「嬉しい」と思えること。お子様は、パパやママに褒められることも、心のご褒美です。なので、「練習は、したの」「練習しないのなら、やめちゃいなさい」なんて言うと、ピアノが楽しくなくなります。子供って、パパやママが喜んでくれるから、何かを努力しているようなところがあると思いませんか?人間て、もともと、誰かを幸せにしたい気持ちがあるのではないかと思いませんか?だって、赤ちゃんて、みんなに微笑みを与えてくれます。時々子供に「あなたの為なんだから」と言ってピアノの練習を促す親御さんがおりますが、子ども自身が自分のためと思うようになるのは、ある程度成長してからだと思います。「〇〇ちゃんがピアノが上手に弾けるようになるとパパとママとって嬉しい、幸せ」って言ってあげると、子供は一生懸命練習すると思いますよ。視覚障害のピアニスト辻井伸行さんも「僕のピアノを聴いてくれてみんなが喜んでくれるのが嬉しい」と言ってました。ピアニストは、みんなを幸せにするために演奏をするのです。ピアニストだけではなく、演奏家は、みんなを幸せにするために一生懸命に練習して演奏をするのです。音楽とは、幸せに生きるためにあるのです。