子供がピアノの練習に意欲的になる時は、子供にとって、ピアノを練習することで何らかの喜びを得られる時です。
大人にとったらたわいもないことでも、子供には大きな喜びになっていることもあります。
昨日レッスンにお越しになられた小学3年生のmちゃんは、10月のお楽しみコンサートの頃から非常に良く練習をするようになったのですが、学校でピアノを弾くとみんなが集まってくると言っており、ピアノがコミュニケーションのツールの一つになっているのではないかと思います。
みんなと一緒が楽しいと思えることって、人生を生きていく上で大切なことです。
誰かと一緒に何かを楽しめることって、人生を生きていく上で大切なスキルの一つだと思います。
自分の存在を誰かに認めてもらえていると実感できることって、とっても大切なことです。
mちゃんは、ピアノを媒介にして実感できているのではないかと思います。
そして、そのことに無意識の喜びを感じているから、もっと上手く弾けるようになりたい、色々な曲をお友達に聴いてもらいたいという想いが、家で自らたくさん練習をするようになっているのではないかと思います。
何かの喜びが得られなければ大人でもピアノの練習なんて嫌じゃないでしょうか?
多分、指導者の私に褒められることも喜びの一つかなと思いますし、親にピアノを聴いてもらうのも喜びの一つかなと思います。
ピアノを長く続けるためには、子供も大人も「嬉しい」と思えることが何か一つでもあることが大切かなーと思います。
人間は、承認欲求というものがありますからね。
ピアノの演奏を聴いてもらうというのは、人間の欲望の一つ「承認欲求」が満たされるのではないかと思います。
欲求不満を抱えていると、心と体が疲弊し病みます。
良いスパイラルが起きると、ピアノは心身の健康に良い作用をもたらします。