もうすぐピティナピアノコンペティション二重奏部門予選が始まります。結城美帆子

一般のご家庭でグランドピアノが2台並べてあるということは、まず、ないと思うので、連弾とは違い、二人で合わせる時間を確保するのが大変かなと思います。連弾であれば、自宅で毎日二人で合わせることができますが、ピアノ二重奏は、ピアノが2台並べてあるところでなければ、二人で合わせての練習ができません。すべてのピアノの先生が、グランドピアノを2台並べてレッスンをしているわけでもないようなので、すべてのピアノの先生が、生徒を二重奏部門に参加させられるということでもないようです。でも、音楽高校や音楽大学のレッスン室にはグランドピアノが2台並べてあり、ピアノの先生たちは、グランドピアノが2台並べてある環境でレッスンを受けてきたと思うので、本来ピアノのレッスンは、グランドピアノを2台並べて行うものだと思いますし、生徒が弾くピアノと先生が弾くピアノ2台ないと、間違って弾いたところをすぐに弾いて指摘することも、手本を弾いて教えることもできないと思うので、じゅうぶんな指導はできないと思います。バイオリンでも、フルートでも、生徒は自分の楽器を使い、先生は自分の楽器を使い、レッスンをしております。コンペティションに参加する場合は、レッスンの他に二人で合わせる練習時間も必要なので、二人で合わせられるグランドピアノが2台並べてある貸し練習室のようなものがあると良いですね。都内には、たくさんあるのですが、つくば市には、ないのでしょうか?私の教室から二重奏部門に参加する兄弟をレッスンしていて思うのです。レッスンに来るたびに良くなっているので、二人で合わせる時間が確保できればもっと良くなりそうな気がするのです。合わせるたびに、息が合ってきているのがはっきりわかります。弟が失敗すると、お兄ちゃんはつかさずリードしているのです。おそらく、本人たちは無意識です。ピアノ二重奏を経験していることによって、兄弟で思いやりの心が育まれており、自分にも他人にも思いやりのある優しい心が育つことでしょう。生きていく上で大切なことの一つは、自己肯定感です。自分を愛することができなければ、他人を愛することなどできません。これこそが、私がピアノのレッスンをしている真髄です。嬉しいですね。