はじめの一歩は大切です。結城美帆子

門下生の皆さんに毎日ピアノを教えていて思うことがあります。大学を出てからも指導法のセミナーに勉強に行ったり、個人レッスンを受けて勉強してきましたが、何もわからない私を音楽の道に導いてくださった丸山徳子先生、茨城県立水戸第3高等学校音楽科でピアノを教えて頂いた吉水先生と秋山先生、3人の諸先生方から教えて頂いたことが元になって門下生の皆さんにピアノを教えております。音楽大学の時にお世話になったピアノの先生は、継続性がなく、試験に合格させることを目的にしてピアノの指導をしていたように思います。音楽大学のピアノの先生からは、得られたものがありませんでした。私が求めていることと、先生が教えたいことが合わなかったのでしょうね。丸山先生も吉水先生も秋山先生もこちらからレッスンを受けたいとお願いした先生だったのですが、大学の先生は大学から先生を与えられるので、相性が合わない先生だったら地獄にもなります。担当指導者変更願いを出すこともできますが、これを出したらまず卒業演奏会の出演は無理と言われておりましたので、音楽の道は断たれたと同じなのです。なので、そう言う時は、耐えるしかないのです。私は、ただ教え込まされるのは嫌だったようでした。どうしてそのように弾かなければならないのか、理由がわからないと受け入れることができませんでした。ある日、音大のピアノのレッスンの時、先生にわからないことを聞きましたら「屁理屈言わない」と言われてしまいました。当然ながら、その後のレッスンは悲惨なものでした。習う方も、教える方も、レッスンが上手くいくためには相性は大切です。こう言う先生に習いたい、こう言う生徒を教えたい、が一致するとレッスンの成果は上がります。