なんか変

昨日の小学4年生のレッスンで。

ある会話に中で、生徒さんが「カタカナが書けなかった」と、おっしゃいました。

ビックリしました。

「うそでしょう」と思いました。

4月から5年生になるのですよ。

できること、できたことを褒めるような風潮ですが、これで良いのでしょうか?

学習塾にも行っているお子さんなのですが、学習塾ではいったい何を教えているのでしょうか?

脳を育てる〇〇メソッドの教室に通われているという年中さんは、ひらがなが読めませんので、言葉でリズムパターンを教えることができないので、五線譜でしか教えられません。

月謝は、何に支払うのでしょうか?

ピアノ教室は、ピアノを弾けるようにすることで報酬(指導料)を頂けると思ってますので、生徒さんが弾けるようにならなかったり、上手に弾けるようにならなかったら、私は報酬(指導料)を頂けません。

文部科学省は、学年ごとに学びできるようにすることを決めているわけですから、できたことを褒めるのではなく、できるようにすべきことは、できるように、できるまで教えるのが、学校の教諭や学習塾の指導者の責任ではないでしょうか。

義務教育は、とりあえず進級できますが、高校からは、できるべきことができないと高校に入学させてもらえませんし、合格しても、できるべきことができないと進級できません。

できないことをできるようにしてあげるのが教育ではないかと思います。

私が教えを受けたある先生からは「褒められたくて習いに来る大人の生徒さんもいるから」と言われたことがありましたが、私はできないと思いました。

褒められることで自己肯定感を高めることを目的にピアノを習うのであれば、それは心理療法になってしまい音楽療法になってしまいます。

私は、ピアノが弾ける喜び、ピアノが上手に弾ける喜び、上達できる喜びを味わって頂きたいと思って、一生懸命にピアノを教え続けております。

ピアノを習う醍醐味とは、コツコツとテクニックを身につけること、確かな演奏技術を身につけることではないかと思います。

なので、できたことは褒めますが、一つできれば、次のことを教えます。

「一つ一つ確実にできるように導いていくこと」これが私の指導方針です。