なぜピアノを?

なぜピアノを?

なぜ、ピアノを習いたいの?

なぜ、我が子にピアノを習わせたいの?

体験レッスンをお申し込み頂いた方にお聞きしておりますが、皆さん「ピアノを楽しみたい」「ピアノを楽しんで欲しい」と仰います。

私も皆さんと同じ考えです。

私の教室は、様々なコンクールへ参加しておりますが、競争をさせているつもりは全くありませんで、自分の演奏を披露する場、としてコンクールやピティナピアノステップを利用させていただいております。

幼児から小学2年生位までのお子さんは、コンクールがどういうものなのかわからないと思います。

親や指導者の大人が、「受かった」「落ちた」と騒いでいるだけのように思います。

子どもは、精一杯自分の演奏を披露しているだけ、なんの邪神も無いです。

小学3年生位になると、周りの大人の様子を見てか競争心が湧いてくる子も見受けられるようになりますが、本当にピアノが好きなお子さんは、演奏をできること聴いてもらうことに喜びと幸せを感じるようなので、競争心は湧かないように思います。

なぜ、そう思うのかと申しますと、ピティナピアノコンペティション特級グランプリを受賞した方とか、その他の国際コンクールで上位入賞者の演奏を聴いていると邪神を感じられないからです。

何かに没頭するということは、そういうことではないでしょうか?

コンクールは、他者と争うのではなく、自分自身が成長すれば良いのです。

前回8点だったら、「今回は9点を目指そう」、とか思えば良いのです。

もっと申し上げれば、点数にこだわる必要もなく、自分自身が最高の演奏ができればそれで良いのです。

結果は、後からついてきます。

ピアノを楽しみましょう。

音楽は、私たち人間の心と身体に作用して心と体を元気にしてくれます。

音楽は、私たち人間の心を癒してくれたり、慰めてくれたり、元気にしてくれたりしてくれます。

音楽の価値とか効用とかはいったい何なのか、役立たずと思う人もいるかもしれませんが、音楽が何の役に立つかというと、それは言葉で説明するよりも実際の音楽に触れることにより、初めて、しかも容易に納得することができます。

音楽に浸っている時の恍惚とした感情、共鳴、心からの感動、そして身体中に満ち溢れる充実感、音楽の過ぎ去った後の充足した不思議に精神の高揚された状態、陶酔感などを、私たちはまざまざと思い浮かべることができます。

音楽のもたらすものは、私たちにとって安らぎであり、慰めでもあり、救いでもあり、そして、喜びであり、楽しみであります。

このように音楽は人間の感受性に働きかけ、その心の奥にまで浸透し、心情を揺さぶり、感情の世界を支配してしまうのです。

音楽を初めとして絵画、彫刻、演劇、文学………などが芸術と呼ばれていることは衆知の通りですが、芸術とは、フレーベルの言葉を借りるならば、人間の内的生命の躍動、心情の表現であり、人間が生まれながらにしてもつ本質的な素質であり、財産です。

さらに芸術とは、そのような人間相互の本質的資質に裏づけられて、個々の人間が互いに感情を交流し合うことができる唯一の手段でもあるのです。

“芸術は感情を伝える言葉である”と言われるゆえんです。

言語によって人間は、自分以外の人々の経験や思索によって知り得たことを知ることができ、また自らの思想を他に伝えることができます。

そして、芸術によって人間は、自分以外の人々の経験した感情を理解することができ、また自らの感情を他に伝えることができるのです。

つまり言語と芸術は揃って人間が相互に交流を行うことができる二つの能力、思想と感情を媒介する重要な役割を果たすものですが、このような交流手段を持つことこそ人類の最も優れた特色と言えるのであり、人間の幸福と進歩のためには常に高められていかなければならないものなのです。

人間にとって重要な交流手段の一つである芸術が、単なる贅沢や快楽、気晴らしや慰みである筈はありません。

芸術は人間の幸福な生活を築くために欠かすことのできないものなのです。

数ある芸術の中でも、音楽は最も精神性の高い芸術と言われています。

音楽は、他の芸術と異なり、目に見えず、直接手に触れて確かめることもできません。

「時間の芸術」と言われるように、音の鳴り響いているその一瞬が過ぎ去ってしまえば、いっさいが惜しげもなく消えてしまう、最も具象性に乏しい芸術です。

しかしそれだけに、いっそう人間の心に与える印象は純粋であると言えるでしょう。

「あらゆる芸術は音楽を指向する」という言葉がありますが、音楽は誰に対しても無造作にその内に飛び込み、その心を揺り動かします。

それは言語などの遠く及ぶことではありません。

言語は、それを理解しない人々の間では何の役にも立ちませんが、音楽は国境を越え、文化の発達や教養の如何に関わらず、人々の間に何らかの共通の交流を呼び起こさずにはおかないのです。

これが音楽の効用です。

つまり、音楽が役に立つのは実利的な世界ではなく、精神の世界です。

私は音楽の他にラカンの精神分析も学んでおり、精神分析の書物の中に「人間は言語を得たことで死への恐怖も得た」と書かれているものがありましたが、芸術は死への恐怖を緩和するす力があると私は思っています。

音楽は障害や国境を越えて誰でもが楽しめるものです。

結城美帆子ピアノ教室では、幼児〜熟年の方まで初心者の方を募集しております。

障害がある方もレッスンを行っております。

結城美帆子の考え方にご賛同頂ける方は、ぜひ体験レッスンにお越しください。

入会は自由ですので、ホームページの体験レッスンお申し込みフォームからお気軽にお申し込みください。

お電話でのお問い合わせやご相談も可能です。

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