なぜ、ピアノを習うのか?  結城美帆子

今年のピティナピアノコンペティションも地区本選がすべて終了しましたね。全国大会出場の切符を手にされた方々は、今も死にものぐるいで練習をしていることと思いますが、幸運をお祈り申し上げます。残念ながら私の教室には全国大会に出場できた生徒さんはおりませんでしたが、ピアノを弾くことを楽しんでおられます。以前は、ピティナの後、燃え尽き症候群のようになり、目標が達成できなかった生徒の中にはピアノのレッスンをやめてしまう方もいたのです。ピティナの時だけたくさん練習しようとしても無理があるのです。無理は続かないのです。確かに、ピティナピアノコンペティションで全国大会に出場できるのは素晴らしいことですが、無理をしないで努力をして欲しいと思うのです。ピアノを習う目的は、ピアノを楽しみたいからだと思うのです。ピアノを弾いて「嬉しい」と思えるからだと思うのです。けして苦しみを味わうためにピアノを習いに来ているわけではないと思うのです。努力はとても大切です。でも、すべての人が同じ努力ができるわけではないです。努力ができない人もおります。努力も大切ですが、一番大切なのは、ピアノを楽しむことです。結果は、ピアノをどれだけ楽しんでいるかで、後からついてくるように思います。