できること、できないこと。結城美帆子

ピアノを教えることはできますが、しつけのようなことはできません。

「ピアノのお椅子に座ってピアノを弾きましょう」と申し上げても、なかなかピアノの椅子に座ってくださらないお子様もおりますが、ピアノの椅子に座ってくださらないとレッスンができません。

ピアノの椅子に座ることが出来ても、私の指示に従ってくれず、楽譜に関係ない曲を勝手に弾きだす生徒さんもおります。

ピアノの椅子に座っても、ピアノを弾こうとしない生徒さんもおります。

私は、ピアノの指導法は、おもに茨城県立水戸第三高等学校音楽科主任を務めておりました亡き秋山千賀子先生と、ピティナピアノコンペティション全国大会出場者数No. 1の渡部由記子先生に学んでおります。

以前、ピティナピアノコンペティションに参加者される生徒さんを渡部由記子先生のレッスンにお連れした時、生徒さんが、渡部先生の質問に答えられず黙り込んでしまったことがありました。

その時、渡部先生は「私は、待つのは平気よ」とおっしゃって、生徒さんが答えるのをずっと待っていたのですが、そのうち生徒さんが泣き出してしまった為か、渡部先生が生徒さんに「わからない時は、『わかりません。』と言いましょう。」と申されました。

次のレッスンの時も、緘黙してしまったので、この生徒さんは渡部先生のレッスンを受けるのは難しいと判断しました。

渡部先生のレッスンは、1回2時間なので、多少緘黙していても全く進まないと言うことはないですが、30分のレッスンで緘黙されてしまうと、私も待つのは平気なのですが、30分何もできなくてレッスン時間が過ぎてしまっては、レッスン料を捨てることになってしまいます。

ピアノのレッスンは、ある程度指導者の指示に従うことが出来ませんとレッスンができません。

私の申し上げていることがわからなくて黙ってしまう場合も有ると思うのですが、未就学児の場合は、もしお子様が自分で言えない場合はお子様に代わって親御様がお答えをしてくださっても構いませんので、親御様にフォローをお願いしたいと思います。

レッスン中に、上手く弾けない時などに癇癪なのか、ピアノを足で蹴飛ばしたり、乱暴にピアノの鍵盤を「バン、バン」される生徒さんや、椅子を投げる生徒さんもおりますが、どうぞ、その場ですぐにお子様を注意してください。私に遠慮されて注意が出来ないのかもしれませんが、私はピアノを教えるのが仕事なので、ピアノを教えること以外のことは出来ないので、よろしくお願い致します。

自閉症やADHDなど発達障害のお子様の場合は、障害に考慮したレッスンをしており、また、発達障害の改善予防をレッスンの目的とし、社会的自立を目標にレッスンをしてるため、一般の生徒さんとレッスンの目的や目標が異なり、指導法も一般の生徒さんとは異なりますので、レッスン料金も一般の生徒さんより多少お高く頂いております。

一般のピアノ総合コースの生徒さんで、お子様に気になる症状がある方は、ご相談に応じますので、ご相談ください。発達障害は、早期に発見すれば、適切な脳のトレーニングにより改善予防が可能と言われております。当教室でも、精神分析と脳科学をもとにした脳のトレーニングとピアノのレッスンを行っております。