つくば市にピアノ教室を開室して23年

音高音大同様グランドピアノを2台並べてレッスンができる理想のレッスン室をつくば市に開室して、23年が経ちました。

開室して直ぐに看病と介護がのしかかってきたり、色々なことが次から次へと起こり、よくぞ生きてこられたと感心するほど紆余曲折の20年を過ごしました。

つくば市には「博士」と呼ばれる方が多いようで、正直教えづらい生徒さんもおりました。

生徒さんが間違った音で弾いたところを指摘したら、生徒さんは「わたし間違ってないもん」と泣き出してしまった中学2年生、当時は生徒さんだけでレッスンを行っており、レッスンが終わって生徒さんが帰ったのですが、その日の夜、お父様が突然来られて「なぜ娘をなかせたんですか、娘に謝ってください」と、怒鳴り込まれて、謝るまで帰らないと申しますので、仕方がなく警察署に電話をして警察官に来てもらったことがありました。

それからは、原則、親御さんにレッスンを見学して頂くように致しました。

間違いを指摘したら「くそばばー、良い気になって」と言ってレッスンの途中で出て行かれた中年の男性の生徒さんもおりました。

上手く弾けるようにと指の形や指の指定席を教えましたら「ピアノを習うものとしては、ピアノを楽しみたいんです、うるさく言われたくないんです」とおっしゃった大人の男性の生徒さんもおりました。

椅子に座ったままピアノを弾こうとしない小学生の生徒さん、お母様は私に「レッスンをしてください」と言うのですが、「弾いて」と言っても弾いてくれないので、椅子に座ったまま黙ってままで、私の言うことにも返事すら無く弾いてくれなければ私はどうしようもできないです。

レッスンを受ける態度というものもあると思うのですが、実に色々な方々がおりました。

ピアノが上手く弾けるようになりたいから、レッスンを受けに来ると思っていたのですが、世の中には、そうじゃない人もいることを知りました。

ピアノを教えるって何なのだろうと、悩み苦しみましたが、私はピアノを上手く弾けるように教えることしかできないという結論に達し、今の教え方になりました。

今にして思えば、一対一という関係の中で、社会の中で受けている不満を女性である男性からしたら弱者に思えるピアノの先生に、本人は無意識だと思いますが、不満を転嫁させていた人もいるのではないかと思いました。

精神分析では、「転移・逆転移」と言うのですが、本来その人にぶつけることじゃないことをぶつけていることがあるのです。

例えば、上司に親を転移することは結構多いです。

ピアノの指導者に母親を転移して、母親に言えなかったことをピアノの指導者に行っている場合もあります。

精神分析では、転移・逆転移を解釈して治療が進んで行くのですが、ピアノを習いに来ている生徒さんには、ピアノを教えるのが業務であり、精神分析療法を請け負っているわけではありませんので、転移は扱いません。

ピアノが上手く弾けるようにと心から願う人にピアノを教えております。

自分を認めてもらいたいと言う欲求を満たす為のレッスンは、行っておりません。

知的好奇心を持ち続け、目標を設定して達成感を味わうことで幸せホルモンが分泌され、心もカラダも健康で長生きできると、脳科学者の瀧先生がおっしゃっております。

ピアノは、脳とカラダの健康に良いとのことです。

ピアノを楽しみながら、脳の健康寿命と心とカラダの健康寿命を延ばしましょう。