ピティナピアノコンペティション全国大会が終わりました。
全国大会で入賞している人たちの年齢を拝見すると、C級からは飛び級が多いですね。
ピアノの上達は、スモールステップではないということでしょうね。
小学5年生の天野薫さんは、中学生で特級で結果を出すかもしれませんね。
小学5年生だと、手根骨がやっと大人と同じに成長したばかりだと思うので、それであれだけの曲を弾いてしまうのはすごいとしか言いようがないです。
音楽大学の学生が、グレン・グルドに「どうしたら先生のように弾けるようになりますか?」と質問したところ、グルド先生は「全てを諦めてピアノを練習することだよ」と仰ったそうです。
全国大会に出場された方々は、すっごい練習をしたのでしょうね。
それはそれで素晴らしいと思います。
が、私の生徒さんたちには、ピアノ以外にも色々な経験をしてほしいと思っています。
私の教室は、コンクールの指導も行っておりますが、ピアニストを育てる指導は行っておりません。
生涯に渡りピアノを楽しみ音楽を楽しめる人に育ってほしいと願っています。
私はピアノが大好きです。
ピアノを弾いていると心が落ち着きます。
最近は、リチャード・クレイダーマンをよく弾いております。
彼の音楽は、音が綺麗です。
音楽の価値と効用とは、精神的なものに作用して、どんな時にでも人間の心を保ってくれることではないでしょうか?
私は、音楽に助けられた経験が幾度となく有ります。