「ローマは一日にして成らず」ピアノも同じです。結城美帆子

何事も簡単ではなく、努力無しにはあり得ないと言う意味ですね。ピアノも、日々の努力無しには、上手に弾けるようになることはあり得ません。毎日コツコツした努力が必要なのです。ロンテイボー国際ピアノコンクールで1位になった田村響氏を指導した深谷先生は、15歳からピアノを始めて音大へ行かれたことで有名ですが、並の努力ではなかったと思います。渡部先生は9歳からピアノを始めて東京藝術大学へ合格されました。私の知り合いの先生は、高校2年生から声楽のレッスンを受け始めて東京藝術大学へ現役で合格し、パバロッティ氏とジョイントコンサートも行っており、現在は私立の音楽大学の教授を務めております。3人ともすごい努力をしたと思いますよ。私も東京藝術大学を受験したので、落ちましたが、聴音が大変だったので、東京藝術大学へ合格することが、どれだけ大変なことかわかるのです。早期教育と言われておりますが、音楽で早期教育が必要なのは、絶対音感だけです。1歳からのリトミック教室などもあるようですが、早期教育の害もあります。ピアノのレッスンは、手根骨がある程度しっかりしてきてから始めないと、マムシ指になったり悪い癖がついたりしてしまう場合があるので注意が必要なのです。ソルフェージュは2歳〜3歳までにレッスンを始めると、ほぼ絶対音感も習得することができるでしょう。音楽の基礎は5歳くらいまでに身に付けると良いといわれております。5歳〜15歳にどれだけ中身のある努力ができたかでピアニストは生まれます。24歳までは伸びる可能性があると言われているので国際ピアノコンクールの上限が24歳となっているのが多いのです。ピティナピアノコンペティションも、今年から検定が廃止されましたので、年齢制限ができました。