土浦特別支援学校に通う生徒さんのピアノレッスン

土浦特別支援学校に通う生徒さんのピアノレッスン

土浦特別支援学校は、知的障害の子供が学んでいる学校です。

初等部から高等部まであります。

生徒5人に、2名の担任がつきます。

私は、障害を個性と捉えておりますので、障害者手帳を申請し交付をされている方であっても、「ピアノを習いたい、ピアノが上手く弾けるようになりたい」と言う気持ちがある方は、レッスンをお引き受けしておりますが、中等科卒業までには、最低でもバイエル66番を自力で弾けるようになっており、ピティナピアノコンペティションやブルグミュラーコンクールに挑戦し奨励賞を受賞している生徒さんもおります。

昨日レッスンにお越しになられた生徒さんは、小学5年生です。

これまで、なかなか五線譜が読めるようにならず、脳力的に無理なのかなーと半分諦めかけていたのですが、昨日のレッスンでは、教則本1冊最初から最後までド〜ソまでではありますが、読めるようになり、右手と左手で弾くことが出来たのです。

なぜ、音符が覚えられる、弾けるようになったのか?

親御さんが、やるべきことをやったから出来るようになったのです。

小さいお子様や、知的障害のお子様は、親御さんのサポート無しに、お子様の上達は無いです。

親が、手間暇をかけなければ、子供は育ちません。

最初から自立なんて出来ないです。

一般的なお子様であれば、バイエルやメトードローズなど、導入の教則本が終了して、チェルニーに入る頃には、一人で練習が出来るようになりますが(そのように指導をしておりますが)、知的障害のお子様の場合は、サポートを必要とする期間が長いことは事実としてありますが、障害者手帳を交付されていると言うことは、国からも支援を受けていると言うことですから、ピアノにおいても親御さんのサポート支援が必要とお考え頂けましたら幸いです。

暗記力が全く無いお子様の場合は、ピアノのレッスンは無理ですが、多少なりとも暗記力(覚える力)があれば、ピアノのレッスンで脳力を伸ばすことが可能です。

この生徒さんは、知的障害を伴う自閉スペクトラム症なので、ピアノで脳を活性化してあげることで、少しづつではありますが、脳が成長し、五線譜で音符が読めるようになり、左右の指を自分で楽譜を読み動かしピアノを弾くと言うことが出来るようになっているのではないかと思います。

特殊な脳波検査や脳の画像検査を受けると、具体的に脳の成長がわかります。

結城美帆子ピアノ教室では、実際に検査を受けている生徒さんもおりますが、検査を受けた全ての生徒さんの脳梁が太くなっていました。

毎日ピアノを弾くことは、脳の成長に効果があるのです。

これは、脳科学者も言ってます。

毎日ピアノを弾くことが重要です。

医師や脳科学者の論文を読みますと、脳の為には、最低でも20分以上は必要みたいです。

ピアノで脳を成長させ、自立して自分の人生を生きていける力をつけてあげませんか?

お子様への最高の贈り物だと思います。

文科省も言っているように、これからは人間性知能指数が重要です。

ピアノは、脳を活性化させ、自立心を養い、生きる力をつけるのに最高の習い事であると思います。

シニアの方は、ピアノで前頭葉の萎縮を予防して健康で長生きしようじゃありませんか。

脳と心の健康に、ピアノは最高の習い事です。