ピアノレッスンへの想いをホームページに書きましたので、お読み頂けましたら幸いです。
ずっと悩んでおりました。
特に、幼児からピティナピアノコンペティションやブルグミュラーコンクールに参加させるようになってから、どんどん悩みが膨らんでしまいました。
みんな生き残る為に必死ですから、誰にも悩みを相談することが出来ずにおりましたが、原点に立ち帰ろうと思いました。
そもそも、ピアノは他者と争うものではありません。
ピアニストを目指す人が受ける国際コンクールと、子供たちが受けるコンクールは、意味や意義が違うと思います。
自分で具体的な目標を設定してコンクールに挑戦するのは良いと思います。
趣味でピアノを楽しまれる方に対しては、1曲毎日1時間程度の練習で予選が通過できることを目指してレッスンをしておりますので、具体的には、10点満点で8.5点が頂ければ良いと考えております。
本気で全国大会出場を目指す方も、練習時間とレッスン時間が確保できれば目標が達成できるようにレッスンしますが、年中さんで全国大会入賞者コンサートに出場できた生徒さんは、ほぼ毎日レッスンにお越しになり2時間レッスンをして、レッスン料は、親御さんのご負担を考えて、半額以下の料金でレッスンを行いました。
人間が成長する大切な時期に、こんなにピアノに時間を費やしても良いのだろうか?と思いました。
代々音楽家の家系で、何が何でもピアニストに育てなければならないという方は別ですが。
私は、ピアノが弾きたくて、ピアノが弾けるようになりたくて、親にせがんでピアノを習わせてもらいました。
なので、練習という感覚はありません。
ただ弾きたくて弾いておりました。
ピアノを弾いている時が幸せでした。
ピアノを弾くことができる、それだけで幸せでした。
ピアノが弾ける喜びを幸せをお裾分けしようと思って、ピアノを教え始めました。
何の欲もありませんでした。
とは言え、親から自立する為には、生活の糧を得なければなりませんので、大好きなピアノを教えることを、生業としました。
私と同じにピアノの先生になりたいという生徒さんもいて、音楽高校や音楽大学に合格できるような指導もいたしました。
お医者様や研究者の中に、趣味でピアノや歌を楽しんでおられる方々がたくさんおります。
長尾クリニックの長尾先生は、ご自身でコンサートを開催しているようです。
木村盛世先生も、子供の頃に習ったとかで、40年ぶりとのことですが、エリーゼの為にの演奏をYouTubeにアップされています。
ピアノは、楽しむ為に人生を豊かにする為にあるのです。
最後までお読み頂き有難うございました。
今日も希望に満ちた素敵な一日になりますように!